★新生児誘拐の根本容疑者、指示した石巻駅へは行かず?
仙台市の光ヶ丘スペルマン病院(志村早苗院長)から新生児が誘拐された事件で、
身代金目的誘拐容疑で逮捕された宮城県七ヶ浜町、衣料品販売業根本信安容疑者(54)が、
仙台東署捜査本部の調べに、「身代金受け渡しのため、三陸自動車道に行くつもりだった」
と供述していることがわかった。
捜査本部は、根本容疑者らが3回目の電話で矢本パーキングエリア(PA)に
向かうように指示していることから、矢本PAや約20キロ離れた9キロポストなどで
身代金を受け取るつもりだったとみている。
また、県警が逆探知で把握した公衆電話の時間や場所から、根本容疑者が志村院長に
向かうよう指示したJR石巻駅には行っていない可能性が強まった。
調べによると、根本容疑者は7日午後11時11分石巻駅着の仙石線に乗るよう
志村院長に指示した。逆探知によると、同日午後11時28分の3回目の電話は、
仙台市宮城野区岩切の公衆電話からのものだった。
根本容疑者らが石巻で志村院長の姿を確認した場合、石巻駅―宮城野区岩切の
約45キロ区間を17分間で移動した計算となり、実際には石巻駅には行かなかった
とみられている。
讀賣新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060113i207.htm