★大型望遠鏡:2台つなぎ性能8.5倍 ハワイで米仏日など
ハワイにある大型望遠鏡2台を光ファイバーで接続し性能を約8.5倍
向上させることに、米仏日などの研究チームが成功した。将来的には
7台をつないで単独の大型望遠鏡の80〜100倍の能力を実現する構想という。
13日付の米科学誌サイエンスに掲載される。
望遠鏡は口径が大きいほど多くの光を取り込めるため、より遠く、
暗い天体を観測することができる。ただ口径を大きくするのは
100メートルが技術的な限界。そこで、複数の望遠鏡を光ファイバーで
つなぎ、口径を大きくしたのと同じ効果を出す「干渉計」と呼ばれる手法が
研究されている。
研究チームは、約85メートル離れて設置されている口径10メートルで
世界最大級の米のケック望遠鏡2台をつないだ。2台の望遠鏡が
取り込んだ観測対象の天体からの光を1カ所に集め、コンピューター解析し
画像を合成することに成功した。(以下略)
毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20060113k0000m040184000c.html