★経団連会長「日本的経営正しかった」・講演で見解
「民間企業が日本的経営の根幹である『人間尊重』と『長期的視野に
立った経営』の理念を堅持し、雇用維持に配慮しながらグローバル化に
適切に対応した成果だ」。日本経団連の奥田碩会長は12日午前、
都内で開いた経団連主催の労使フォーラムで講演し、日本経済が
長期低迷を抜け出した理由として日本的経営を貫いたことが大きかった
とする見解を示した。
奥田氏は自身が旧日経連の会長に就任した1999年当時の経済情勢にふれ
「雇用慣行を米国型に変革しなければ2005年の失業は(実際の2倍以上の)
約640万人になると言われた」と指摘。米国のように社員を解雇すれば、
社会が崩壊しかねないと考え、多くの経営者が同調してくれたと回顧した。
日本的経営について「改めて自信を深めるべきではないか」と語った。
日経新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20060112AT1F1101M12012006.html