電機設備工事をめぐり、談合を主導した疑いが持たれている東京防衛施設局
(さいたま市)側が、空調設備工事でも受注希望メーカーに入札予定価格を漏ら
していた疑いがあることが11日、関係者の話で分かった。
東京地検特捜部も同様の事実を把握。電機設備工事に加え、空調設備工事
でも同施設局主導の官製談合があった疑いがあるとみて、年明けから入札に参
加したメーカー担当者から任意で事情を聴くなどして入札の経緯を調べている
もようだ。
関係者によると、価格漏えいの疑いが持たれている入札は三宿病院(東京)の
新設空調工事。新菱冷熱工業、大成設備、第一工業(いずれも東京)の3社によ
るJVが10億5000万円で落札した。予定価格は約10億9300万円で、落札率
(予定価格に対する落札価格の割合)は約96%に上った。
FLASH24
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=JOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2006011101004693