12年連続で経済成長を続け、国内総生産(GDP)がカナダを上回ったスペインで「われわれにも主要国
(G8)の輪に加わる資格がある」との声が上がっている。
スペインの有力シンクタンク「財政研究財団」は昨年12月の理事会で、スペインがG8入りの要件
を満たしているとする提言を発表した。世界銀行の統計によると、同国の2004年のGDPは
約9900億ドル(約113兆3500億円)で、G8の一角であるカナダを上回り世界8位。
ただ、同財団は「(G8のような集まりは)メンバー国を増やしたがらない傾向があるのは明らかだ」と
も指摘。G8には既に欧州から英国、フランス、ドイツ、イタリアの4カ国が参加していることを踏まえ、
スペインが加わることには米国や日本が反対するだろうとの認識も示した。
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