★インフルエンザ流行 患者20倍、2950人 全国の小中学校、前年同期比
厚生労働省は六日、昨年十二月後半のインフルエンザ患者発生報告を発表した。
全国の小中学校で、十二月十八日から三十一日までに報告された患者は二千九百
五十人で、前年同期の百四十一人に比べて大幅に多い。学年閉鎖や学級閉鎖をした
学校数も計百二校(前年同期は計六校)にのぼっている。
厚労省は先月末、十二月十二日から十八日までの週にインフルエンザの流行シーズン
に入ったと発表。「流行の時期が早いからといって大流行になるとはかぎらないが、帰宅時
には手洗いやうがいをするなど予防に努めてほしい」としている。
インフルエンザの流行状況は、全国約五千の定点医療機関の患者報告数で毎週調査。
定点当たり一・〇以上が流行入りの目安で、十二月十二日−十八日の週が定点当たり
一・八八となった。昨シーズンより六週ほど早く、この十年では平成八−九年のシーズンに
次いで二番目に早い。
インフルエンザ患者発生報告は、全国の小中学校の児童・生徒が調査対象だが、流行
入りしていなかった昨シーズンに比べて患者数がはるかに多く、流行入りを裏付ける結果と
なった。
昨シーズンは流行入りこそ遅かったが、インフルエンザが大流行し、お年寄りなどが多数
死亡した。昨シーズンはB型が大流行し、免疫を持つ人が増えたことから、今シーズンはA型が
流行の主流になるとみられている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060107-00000020-san-soci