★農産物の輸出促す 民間団体を後押し/農水省06年度から
農水省は2006年度、農産物の輸出拡大に向けて民間団体が行う
取り組みへの支援を強化する。ビジネスとして本格的に輸出をする
生産者団体などを重点的に後押しする事業が目玉。2月にも公募し、
06年度の早い段階で実施に移したい考えだ。こうした民間団体への
支援を含めて06年度予算案に同省は、輸出促進関係として今年度の
倍増となる総額12億5300万円を計上した。
「攻めの農政」の一環。06年度事業のうち、本格的な輸出を目指す
民間団体を支援するのが「農林水産物等輸出倍増推進事業(新規3億円)」。
輸出拡大が期待される品目で意欲的な目標を設定し、本格的に取り組もう
とする民間団体が対象。これらの団体が行う
1.市場調査や消費動向調査
2.海外の流通業者らに対する販売促進の協力獲得
3.百貨店などによる販売活動や効果的な広報活動
――などの計画を重点支援する。
補助率は2分の1以内で、果実や茶、水産物などの業界団体が
公募に参加することを同省は期待している。
[2006年01月04日付] 日本農業新聞
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/news/index1.html