・かつて日本の少女たちは、少女漫画に描かれた欧米の文化に憧れた。が、最近はこの傾向が
逆転しているという。日本の「MANGA(漫画)」などに夢中の各国の少女たちは、これらの
ポップカルチャーの舞台となる東京・原宿こそ「世界一クール(かっこいい)な街」と信じる。
「原宿? すごく行きたい」
NY市の大学生アナ・ハフナーさん(18)は勢い込む。CLAMPの漫画「ちょびっツ」が大の
お気に入りというハフナーさんは今年、登場人物の服をイメージしてハロウィーンの衣装を
作ったという。「日本の漫画は何より衣装がすごくすてき。原宿ファッションはアメリカじゃ手に
入らないけど、古着屋を回ってストリートファッションを自分なりに作っている」と話しながら、
原宿に行く日を夢見る。
原宿を舞台に高校生を主人公にした小説を執筆中というニューヨーク州の作家ダコタ・
レーンさん(46)は「米国の少女が言う『原宿ファッション』とは、個性的な重ね着などの
ストリートファッションと、ゴスロリなどの二つに分かれている」と説明する。いずれもアニメや
漫画などを通して、米国の少女たちに浸透した日本の「少女文化」だ。
昨年、日本びいきで知られる人気歌手グウェン・ステファニーの「原宿ガールズ」など日本の
女子高生を題材にした曲もヒット。米国では原宿ファンが急増している。
米少女たちはなぜ「原宿」にひかれるのか。
米国の「オタク文化」に詳しいジャーナリスト、パトリック・マシアスさんはまず、「一九九五年に
米国で放映されたアニメ『セーラームーン』から、北米の少女たちは日本のポップカルチャーに
夢中になった」と解説する。
「米国では長い間、少女の役割は王子様を待つディズニーのお姫様だった。アメリカンコミックでさえ、女性はいつも男性に
救出される存在。でも、日本のアニメや漫画では強かったり弱かったりと女性たちの役割は幅広い」。
そして、日本の少女文化の象徴が「原宿ファッション」 だという。(一部略)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/thatu/20051226/mng_____thatu___001.shtml ※前:
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1135578161/