【社会】元民生委員、合鍵を所持　「被害者に頼まれ作った」　3月の名古屋83歳独居女性殺人で

★名古屋・８３歳強殺　元民生委員、合鍵を所持　「被害者に頼まれ作った」

　名古屋市北区西味鋺の市営住宅で独り暮らしの無職高島静子さん＝当時（８３）＝が絞殺され、
キャッシュカードが奪われた事件で、強盗殺人罪などで起訴された同区西味鋺五、元民生委員
江角一子被告（５４）が高島さん方の合鍵を持っていたことが分かった。遺体発見時、高島さん方は
すべての出入り口が施錠された密室状態で、犯人は合鍵を持っていた可能性が高い。江角被告は
一貫して殺害への関与を否認しているが、愛知県警は合鍵の所持が江角被告の犯行を裏付ける
重要な要素の一つとみている。

　県警捜査一課と北署の特別捜査本部の調べに対し、江角被告は「入院中の高島さんの着替えを
取りに行くため、高島さんに頼まれて合鍵を作り、持っていた」と説明しているという。

　江角被告は、高島さんが心臓の病気で入院中の二月から三月上旬、連日病院に通って着替えを
届けるなどしていた。

　高島さん方の鍵は入居時に渡される三本すべてが室内で見つかった。錠前にはピッキングなどで
無理に開けた跡はなく、特捜本部は江角被告が犯行時にも合鍵を使い出入りしたとみている。

　高島さんの体内から検出された睡眠薬の成分が付着したすりこぎを江角被告が持っていたことも
判明。江角被告は「すりこぎは知人からもらった。睡眠薬は知人が使っていたのだと思う」と説明して
いるという。

　起訴状によると、江角被告は三月二十二日夜、高島さんに睡眠薬を飲ませて眠らせキャッシュカード
などを奪った上、ひもを使い高島さんの首を絞めて殺害した。

中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20051221/mng_____sya_____007.shtml

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