京都府宇治市の学習塾で発生した小6女児殺害事件の衝撃が冷めやらぬ中、
今度は福岡市の有名学習塾講師が、児童・生徒の成績や偏差値、通学する学校
の通知表など約1600人分以上の個人情報をネット上に大量流出させたことが
16日、分かった。講師はこのほか、自ら収集したお恥ずかしいエロ動画も大放出。
今年10月下旬にコンピューターウイルスに感染していたが、夕刊フジの指摘に、
本人は「本当ですか?」と仰天した。
個人情報が流出したのは、ヒューマンネットワーク(福岡市)が運営する
学習塾「九大進学ゼミ」箱崎校(東区)に勤務する男性講師。(中略)
流出は、英語と社会を担当する講師の私物パソコンにファイル共有
ソフト「Winny(ウィニー)」を通じ、「仁義なきキンタマウイルス」が感染
したことが原因だった。(中略)
流出したデータは、塾の運営方針や学生講師の名簿、給料明細といった
機密文書や、児童・生徒の実名が約1500人分も記された塾受講料未納者
リストなど、全部で1000点を超える。
箱崎校に通う児童・生徒約100人のデータはさらに深刻で、住所、実名、
電話番号はもちろん、中学の定期テストの点数や通知表の評定、塾テスト
の偏差値までネット上に漂っている。(中略)
塾のデータのみならず、学校の成績まで流出し、教育委員会を巻き込んだ
大騒動となりそうな今回の事件。渦中の講師に直撃すると「個人情報が
流れてます?」とやっぱり当事者意識はゼロ。講師によると、今年9月ごろ
から友人の勧めで「ウィニー」を使い始め、キンタマウイルス流行については
「なんとなく知っているぐらい。完璧(かんぺき)には知らなかった」という。
続けて「え、本当です?」と驚き「はぁ」と落胆。事情を説明したところ
「校舎のパソコンから個人用のパソコンに移したものだと思う。ウイルス
対策ソフトを入れていたんですが。うーん、それはパソコンを使わなければ
いいんですよね?」と記者に“逆取材”する始末。「一旦、パソコンをゼロ
にして、会社には今から報告します。とんでもないですね」と絶句していた。
ソース(ZAKZAK)
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_12/t2005121626.html