★殺人請負サイト管理者に有罪
インターネットのサイトを通じて殺人の依頼が行われた事件で、
依頼人から調査費などをだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた
サイトの管理者に対し、東京地裁八王子支部は「犯行は巧妙悪質で、
刑事責任は軽くない」として、執行猶予のついた懲役1年6か月の
判決を言い渡しました。
この事件は「駆込寺」というインターネットのサイトを通じて、
去年12月、殺人の依頼が行われたもので、サイトを管理していた
奥平明男被告(49)が、殺人を実行するつもりがないのに、
依頼人の女性から調査費などの名目で160万円余りを
だまし取ったとして、詐欺の罪に問われました。
15日の判決で東京地方裁判所八王子支部の小野寺明裁判官は
「依頼人から信用を得たのをいいことに詐欺を行ったのは、巧妙で悪質、
刑事責任は決して軽くない」と指摘しました。そのうえで「不法な目的で
多額の金を払った依頼人にも落ち度があり、だまし取られた金は依頼人に
全額返還されている」などとして、奥平被告に懲役1年6か月、執行猶予
4年の判決を言い渡しました。
この事件では、奥平被告から依頼人を紹介された40歳の探偵の男も
、活動費などとして1000万円余りをだまし取ったとして詐欺の罪で
起訴されています。
NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/12/15/k20051215000069.html