【東京】行方不明の仮出所者を拘束、警察と法務省が連携…所在確認協力で初

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1諸君、私はニュースが好きだφ ★:2005/12/14(水) 17:00:32 ID:???0
 保護観察中の執行猶予付き有罪確定者や仮出所者が所在不明に
なっているため、警察庁が今月一日から試行実施している法務省の
所在調査に協力する制度で、警視庁が所在不明の仮出所者の男(46)
を発見し、七日に身柄を拘束して同省の保護観察官に引き渡していた
ことが十三日、分かった。警察が所在不明者の身柄を拘束するのは
制度発足後、全国初のケース。

 法務省などによると、身柄を引き渡されたのは、窃盗罪などで服役し
平成十三年秋に仮出所していた男。仮出所後すぐに保護観察所に出頭
しなければならないが、男は出頭せず、事前に届けた居住地にも
戻らなかったため、所在不明となっていた。
 今月六日午後十一時ごろ、東京都北区で警視庁赤羽署員が屋台を
営業していた男を職務質問。その後、保護観察中に順守事項を守らなかった
場合に保護観察所まで同行させることができる「引致状」が出ていたことが
判明。七日未明に警視庁で男の身柄を拘束し、保護観察官に引き渡した。
男は収監された。

 制度は保護観察所が所在不明者の名前や身体的特徴、罪名などの
情報を警察本部に提供。各警察でデータを入力し全国で情報を共有する。
性犯罪など再犯の可能性が高い所在不明者については個別に情報を
警察に提供していたが、今回の制度では、すべての所在不明者について
情報を提供することになった。
 保護観察の対象は現在、約六万人いるとされ、うち約千五百人が所在
不明という。一方で所在不明者の調査に当たる保護観察官は約六百三十人
と少なく、警察と協力して所在確認を進めようと今月一日に新制度が試行。
来年四月から本格運用される。
 保護観察をめぐっては、連続女性監禁事件の小林泰剛被告(25)が
保護観察中に犯行を繰り返していたが、保護観察所が所在確認できなかった
ことから社会問題となった。

ソース(産経新聞) http://www.sankei.co.jp/news/morning/14na1002.htm
別ソース(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051214i505.htm