今市市の市立大沢小一年吉田有希ちゃん(7つ)が殺害された事件で、
栃木・茨城両県警の合同捜査本部に、フリーダイヤルやメールなどで
全国から寄せられた情報は、九日現在、四百七十七件に上っている。
同本部が確認作業を進めているが、今のところ犯人に直接結びつく有力
な情報はないという。
栃木県警には四百九件の情報が寄せられた。「不審な人がいた」など
と人に関する情報が多く、中には「以前付き合いがあった、あの人が
怪しい」といった具体的な内容のものも。女児が連れ去られたとみられる
通学路付近と、遺体の発見場所を結ぶルートに関するものでは「報道
されているルートのほかにもこんな道がある」という内容が寄せられたという。
さらに、事件の背景や犯人像を推理する内容も多くあり、両県在住者
だけでなく、九州地方からもあったという。同本部は「一つ一つ漏れの
ないように確認作業を進めている」としている。
一方、遺体発見場所を管轄する茨城県警には、六十八件の情報提供
があり、大半は不審車両の情報だった。同県警が注目しているのは、
遺体が発見された二日に「(発見場所近くの)林道をゆっくりと走行して
いた白い車」の情報だ。
このほかにも、不審な車両や人物の情報が数多くあったが、同県警
幹部は「多くは事件を機に、普段不安に思っている近隣住民の声が
上がってきたのでは」と指摘する。
そのほかに、両県警に寄せられる情報には「早く犯人を捕まえろ」と
叱咤(しった)激励する内容や「学校のパトロールを強化してほしい」との
要望もあったという。
ソース(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20051210/lcl_____tcg_____000.shtml http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20051210/lcl_____ibg_____001.shtml