★元酒販生協係長を横領容疑で逮捕、酒政連経理にも関係
全国小売酒販組合中央会の関連団体「全国酒販生活協同組合」(東京都目黒区)の
経理課元係長が、同生協の運営資金を着服していたとして、警視庁捜査2課は5日、
元係長の大矢泰三容疑者(35)を業務上横領の疑いで逮捕した。
元係長は、中央会や関連の政治団体「全国小売酒販政治連盟」(酒政連)の経理にも
携わっていたといい、同課では中央会や酒政連の資金流出についても追及する。
調べなどによると、大矢容疑者は今年に入り、同生協の口座から数回にわたり、計
約400万円を引き出し、着服した疑い。着服した金は、車の購入費などに充てていたと
いう。
大矢容疑者の着服は今年2月、銀行からの指摘などで発覚。大矢容疑者は5年間に
わたって計約5000万円を着服したとして、3月上旬、懲戒解雇されていた。
関係者によると、中央会や酒政連、同生協の経理業務は事実上、一体となって行われて
おり、大矢容疑者はこれらに深く関与。中央会、酒政連の元事務局長・関秀雄容疑者(49)
(業務上横領容疑で逮捕)の指示を受け、酒政連の口座から現金を引き出したこともあった
という。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051205i207.htm?from=main2