【強度偽造】耐震偽装“黒幕”「総合経営研究所」浮上、建築業界では教祖的存在…木村建設とも“蜜月状態”

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1ままかりφ ★:2005/11/30(水) 18:52:39 ID:???0
耐震強度偽装問題で、休業に追い込まれているビジネスホテルの多くに、同じ経営コンサルタントが
関与していたことが30日、明らかになった。「早く安く」「大変高利回り」というビジネスモデルを
作り出し、これまで全国で230以上のホテルを手がけた建築業界の“カリスマコンサルタント”。
多くの偽装マンションを手がけた木村建設とも蜜月状態だった。コストを極限まで抑えた「経済設計」の
理論的指導者だったが、偽装問題の“黒幕”ともささやかれている。

29日の衆院の参考人招致でも指摘された経営コンサルタントは、総合経営研究所(総研、東京都
千代田区)の内河健所長(73)。「内河氏は、一部建築業界では“教祖”のような存在」とは、
不動産業界関係者。関西の大学の経済学部を卒業後、コンサルタント業務を開始。建築は畑違いの
ようだが、徹底的なコストダウンで儲けを出す指導で、「全国各地で建設業経営の実践指導に携わり、
多数の信奉者を持つ」(同社HP)に至った。

その「信奉者」の1人がヒューザーのマンションなど、偽装が明らかになったビルの建設を請け負った
木村社長だった。元々鉄骨の下請け業だった同社は一時、事業が傾くが、内河氏に出会って
「業績が上向き始めた」(木村社長)。木村建設は「総研グループ」の一員となり、内河氏と2人3脚で
ビジネスホテル建設で全国に進出。業績を飛躍的に伸ばした。

内河氏の手法は、「駅前」など立地の利便性にこだわり、部屋の広さ、初期投資は最低限に抑える
というもの。鉄筋・鉄骨などのビルの建築費は坪単価で70万円を切らないが、内河氏が
コンサルティングした東北地方のあるホテルは、坪単価30万円代という木造住宅並みの安さ。
部屋を「箱」として、中の家具までタイで作り、輸入して積み木のように積み上げるという工法だった。

総研は東京電力傘下の不動産会社、JR西日本など、大手企業のビジネスホテルにも関係しており、
手がけたビルはあまりにも多い。「『内河教の信者』とも呼ばれる信奉者は、木村氏だけではない」
(不動産業界関係者)。“闇”は、さらに広がるのか。

■総研一問一答(一部略)

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_11/t2005113022.html