【話題】「祖母の調子がよくないので…」 武士道、介護休暇見つけたり 亀山藩士の日記で判明
1 :
ままかりφ ★:
京都府亀岡市にあった亀山藩で江戸時代後期、武士が重病の祖母を介護するために
休みを申し出て、家老らに認められていたことが、京都府立総合資料館による
古文書解読でわかった。先例が勘案されて許可され、祖母は回復した。
同資料館の担当者は「現代のような介護休業制度があったのでは」と分析している。
中級藩士だった及川家から寄贈された文書の一つ「御番頭代京火消詰日記」でわかった。
「京火消詰」は、幕府の命で主に京都御所と二条城の消防を担当する役目。
その責任者代理だった及川源兵衛広之が、日記を残していた。
日記には、伊丹孫兵衛という藩士が及川を通して家老や年寄らにあてた
文政3(1820)年4月19日付の「休業願」が写されていた。伊丹は火災現場の
警備責任者を務めていたらしい。「高齢で病気の祖母の調子がよくないので、命あるうちに
しばらくでも看病したい」という内容で、介護休業を「看病之御暇」と記している。
日記には「願」提出の前後のいきさつも書かれていた。介護対象が親でないことが
協議されたが、江戸藩邸詰の藩士が祖母の大病で帰郷したという先例があり、
伊丹の親類が事前に相談していた「根回し」もあって認められた。祖母は快方に向かい、
伊丹は5日後に職場復帰した。
同資料館の歴史資料課古文書担当の山田洋一さんは「亀山藩では当時領民の
親孝行を表彰していたことも、休業が認められた背景にあるのでは。
絶対服従と思われた武士の意外な側面を伝える記録だ」としている。
http://www.asahi.com/life/update/1127/002.html
2 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 11:01:17 ID:pdPH518M0
武士が絶対服従ときまってるわけねえだろ
平時は単なるサラリーマンだぞ
3 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 11:01:29 ID:p0x9ulnr0
2なら自殺する
5 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 11:04:11 ID:3gwIGPd60
つうか、江戸時代を専制君主の絶対支配下の暗黒の中世だと言い出した
アホサヨクには幻滅。日本の中世は、
ヨーロッパみたいな暗黒の時代じゃないですよ。
町民切捨てご免、なんてのは、時代劇の中だけの話。
6 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 11:05:18 ID:wOv79Yf/O
6なら失踪する
7 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 11:07:03 ID:865NN2390
8 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 11:08:25 ID:/x13tjA/0
絶対服従ってそりゃ理想の姿とはされてたろうけどな・・・
しかし文化水準高いな。どこぞの国とは大違いww
9 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 11:09:08 ID:9iTcX8eg0
江戸時代の武士は薄給の官僚がほとんどだからな。
そりゃ祖母は自分で介護しなきゃどうしようもないんだろうな。
>絶対服従と思われた武士の意外な側面を伝える記録だ
これで古文書担当なの?
11 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 11:11:17 ID:U2iWn9RF0
>>5 なんでもサヨクのせいにするのはバカの証左だぞ。
近代化推進のため江戸時代を暗黒視するのは国家主義者も同様だった。
> 同資料館の担当者は「現代のような介護休業制度があったのでは」と分析している。
(歴史的には) わりと最近の事なのに
「分析」が必要なほど、undocumented な事柄が多いのか。
歴史学者も飽きないわけだ。
今のもれらは、掲示板やブログなんかで事細かに
俗世間のささいな事件すらも記録していっているが
後世の歴史学者は退屈するんだろうか?
13 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 11:12:02 ID:98Byw//U0
「祖母の調子がよくないので…」
オレが休暇を取る時に使う言い訳の1つだな。
数日後に全快する。(しないと、また使えないため。)
しかし、この時代から愛用者がいるとはなぁ。
14 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 11:14:10 ID:865NN2390
親孝行するって言うのも忠義の1つだから、快く休暇くれたんじゃない?
お互い様って所もあったんだろうしね。
>>13 後生の人のためにきちんと記録しておくんだ!
17 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 12:56:49 ID:tKJpPmGE0
>>1 母の介護に通う当方には励まされる話だ。
でも社の上役は簡単に休暇はくれんです。
介護休暇って馬鹿じゃないのw
家老の思いやり・取り計らいだろw
19 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 13:00:35 ID:XwE8oIJl0
>16
毎日のご飯を写真にとっている人がいるよ。
ある時、地震で被災してそのときのご飯とかもちゃんと記録。
イギリスの初代駐日公使となったオールコックは、
中国厦門領事をはじめ,上海領事としてイギリス租界を設立、
広東領事の時にはアロー号事件で活躍するなど、
15年の中国領事経験をもって、日本にやってきた。
水戸藩士に襲われて、警護のイギリス兵が殺されたこともある。
薩摩との戦争、長州・下関への砲撃事件などは、アメリカ領事ハリスが
穏便にすまそうとするところをオールコックが報復を主張して、行われたものだった。
オールコックは、日本についての滞在記を自費出版した。
「この封建制によって日本人は、われわれの考えている意味では
自由でないにしても、多くの幸せを享受することができた。
西洋諸国の誇るいっさいの自由と文明をもってしても、
同じくらい長年月にわたってこの幸せを確保することはできなかった。
国家の繁栄・独立・戦争からの自由・生活の技術における物質的な進歩、
これらはすべて、日本人が国民として所有し、
そして何世代にもわたって受け継いできたものだ」
「封建領主の圧制的な支配や、全労働者階級が
苦労し呻吟させられている抑圧については、
かねてから多くのことを聞いている。
だが、これらの良く耕作された谷間を横切って、
非常な豊かさのなかで所帯を営んでいる、
幸福で満ち足りた暮らし向きの良さそうな住民を見て、
これが圧制に苦しみ、過酷な税金を取り立てられて窮乏してる土地とは、
まったく信じられない。
むしろ、反対にヨーロッパにはこんなに幸福で暮らし向きの良い農民は居ないし、
またこれほどまでに穏和で贈り物の豊富な風土は、
どこにもないという印象を抱かざるを得なかった。」 (「大君の都」岩波文庫)
悪習らしい悪習は日本人にはふたつしかない。
一つは酒にすぐ手を出すこと、
もう一つはあまりに女好きなことである。
が、これは上層階級、とりわけ政府と大大名がかかえている
役人と官僚の一群にのみいえることである。
役人、官僚の数はおびただしく、そのうちの一部は無職のことが多くて
暇な時間を茶屋で過ごし、女たちに囲まれて酔っ払う。
(フランス海軍士官スエンソン)
22 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 13:24:13 ID:iVoRaCr00
で?
介錯休暇にみえた
24 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 14:41:30 ID:+Ctz09xx0
やべ、おもしれえ。
武士って絶対服従なんだw
25 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 14:48:07 ID:S1TectZo0
>>18 だから、「家老の思いやり・取り計らい」で、
介護の為の休暇=介護休暇が出されたって話では?
26 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 14:49:40 ID:OELwr6D80
>>20 当時の外国人が見れる範囲だけだから、何とも言えないような
天領とかは税安かったみたいだけど、
藩によっていろいろだろうなあ
27 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 14:50:09 ID:pw0fcAMeO
やべ…地元だw
29 :
名無しさん@6周年:2005/11/27(日) 14:54:48 ID:VKbNXAs40
下克上は無視ですか、そうですか。
そりゃ戦国時代の話だ
戦国時代って、下克上・裏切り・殺し合いが
日常化してるイメージだが普通に考えてそんなわけない。
大きな少年犯罪がひとつおきただけで、
子供たちに何がなどと少年全部がおかしいかのように報道してるのと同じ
33 :
名無しさん@6周年:2005/11/28(月) 22:46:09 ID:HYlqkj3l0
>>32 >戦国時代
一応突っ込んどくが江戸時代の後期な。
親孝行って当時特に重要視されたもののひとつだから当然じゃないのか?
自分そっち関係の仕事してる者だけど
こんなの全然珍しい話じゃないと思うよ……
何でこんなのがニュースになるの?ってオモタ
36 :
名無しさん@6周年:2005/11/28(月) 22:56:19 ID:HYlqkj3l0
>親孝行って当時特に重要視
確かに。儒教の影響かなー。
この件は息子じゃなくて孫の介護が認められてるのが凄いな。
37 :
名無しさん@6周年:2005/11/28(月) 23:00:41 ID:KHDuVJy3O
>>5 切り捨て御免は、武士側も厳しかった。
一太刀で、相手の息の根を止められなければ、
「武士としての修業が足りない」
として、切腹。
人間、一太刀でそうそう死ぬことはないので、簡単には踏み切れないようになっていた。
>>21 フランス人に酒と女について言われたくはない罠。
38 :
名無しさん@6周年:2005/11/28(月) 23:33:59 ID:QVerVJ9w0
>>37 大体、介錯にしても、相当腕のいい人じゃないと骨にひっかかってきれないらしい。
スパッと首を切るにはかなりの鍛錬が必要だと聞いた。
39 :
名無しさん@6周年:2005/11/29(火) 16:42:59 ID:O78LAfwV0
今よりましじゃない。
>伊丹は5日後に職場復帰した
事情が事情なんだから、
今でも普通に有給使えば、5日連続で休むぐらいできるんじゃねーの?
41 :
名無しさん@6周年:2005/11/29(火) 16:56:55 ID:7X/haEde0
>同資料館の担当者は「現代のような介護休業制度があったのでは」と分析している。
>絶対服従と思われた武士の意外な側面を伝える記録だ」としている。
儒教的理由もあるだろうけど実質的には、お偉いさんの温情だと思うんだが…
42 :
名無しさん@6周年:2005/11/29(火) 17:00:39 ID:MEIJMbXo0
まあ、エジプトのピラミッドを作る人夫とかも、体調が悪い時は申告すれば休めたそうだから。
ところでさ。
>[第六十八講]武士の「看病御暇」と現代の育児・介護休暇(2002/07/20)
(前略) ~~~~~~~~~~~~~
>ところで、古文書に関連して最近、非常に興味を引かれた解読解説を目にしました。
>柳谷慶子さんの「武士の看病休暇」というものです。(『古文書通信』53号、NHK学園発行 2002.5.25)
>これによると、江戸時代の武士は親や妻子が病に臥した際に、勤務を休んで看病することが認められていた、
>ということです。「看病御暇」「介抱御暇」という休暇制度があったというのです。
>それも2、3日とかいう短いものではなく、原則30日、というのですから、驚いてしまいます。
(後略)
ttp://www.fuchu.or.jp/~fujita3/lecv7.htm#68 今さらニュースにするようなネタではない件について
>>5 ヨーロッパの中世だって酷かったのは10世紀くらいまで。
11世紀の間に随分進歩して十字軍やれるところまで行った。
45 :
名無しさん@6周年:
介護か。