【皇室】皇室典範報告書、宮内庁の反応は?愛子さまの教育は…?

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96名無しさん@6周年
>>94のつづき≪朝日新聞≫
もともと男系や女系の単系で長い年月にわたって血筋を守るのは難しい。その中で世界に
例がないほど男系が続いてきたのが日本の皇室だ。
また、伏見宮系統の旧皇族について、現天皇との共通の祖先が600年さかのぼることや
皇籍離脱から60年たったとして復籍を退けた。
しかし、皇室と同格に近い世襲宮家として皇室と伝統を支えてきた由来、また明治天皇が
同宮家の男子に次々に新宮家設立を認め、皇女を嫁がせて近親関係を再構築した歴史
なども踏まえた上で判断すべきだったのではないだろうか。
吉川座長は「男系がいいか、女系がいいかという哲学や歴史観に基づいた議論はいっさい
しなかった」「歴史観は当然、議論すべきだが、それは国会ですべきもの。私たちはミニ
国会ではない」と語った。肝心のことについては論議を避け、国会にゲタを預けたとみら
れても仕方がないだろう。

天皇の胸中はうかがい知れない。娘を送り出してまだ10日。典範改正となれば、孫娘の
敬宮愛子さま、秋篠宮眞子さま、佳子さまらが結婚後も皇室に残り、皇族でない賛成が初
めて皇籍に入る。敬宮さまが、将来の天皇として重い責務を負う生涯を歩む。
女系の天皇で、祖先祭祀が重く受け止められ引き継がれていくのかどうか――。
有識者会議は、祭祀については、過去の女性天皇もこれを行ったと確認したが、女系の
天皇が祖先神や歴代天皇を祭祀する意味について論議した形跡はない。
皇位継承をどうするかは、皇室典範だけでなく、戦後も受け継いできた明治の儀礼体系な
ど皇室制度全般にかかわる。
「なぜ皇室が必要なのか」の問いも含め、象徴天皇制の将来をトータルに議論すべき課題
だろう。過去、現在、未来の世代にかかわる問題であり、皇族方の運命も左右する厳粛な
事柄だ。
男子の継承者は現に6方いるのだから、時間はある。議論を掘り下げ、十分に国民の理解
を深める手順を踏まず押し切れば、禍根を残すだろう。
初めて女系天皇を認めることは、天皇制の歴史的大転換である。各政党とも、その重みを
十分に認識しつつ、憲法改正に匹敵する十分に年月をかけた取り組みをすべきだろう。