【皇室】皇室典範報告書、宮内庁の反応は?愛子さまの教育は…?

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94名無しさん@6周年
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「女性・女系天皇」こう考える
皇族の運命、徹底議論を 編集委員 岩井克己

皇室典範に関する有識者会議が、女性・女系天皇を認める報告書を出した。しかし、論じ
られなかった問題も多い。舞台は政治の場に移るが、象徴天皇制と皇室の伝統の根幹に
かかわるだけに、国民のコンセンサスの形成は不可欠だ。拙速だけは避けるべきだろう。

天皇陛下は23日夜から24日未明にかけ、闇に包まれた宮中三殿の神嘉殿で、最も重い
祭祀の一つである「新嘗祭」を1人きりで執り行った。寝床がしつらえられ、くつが置かれた
神座のそばで、きり火で調理した新穀の蒸しご飯や山海の幸を竹製のはしでカシワの葉で
つくった食器に盛り、土器についだ神酒とともに供え、食す。古代の最上のもてなしの再現で、
天皇の祖先祭祀でもある。
祖先祭祀は、一つの起源から生まれ枝分かれした出自や、個々人の寿命を超えた生命の
連続性を確認することにあるとされる。
男系で古代からつながれてきた皇位継承を女系にも認めることは、皇室の「皇統」と親族
構造を根底から転換することになる。女系を皇統の連続ととらえるか、断絶ととらえるか。
男系男子継承を断念する理由として、報告書は側室制度と、高い出生率が失われたことを
挙げている。
吉川弘之座長は「出生率1とすれば3代でゼロになる可能性すらある」と確率論を強調した。
しかし、3代と言えば100年間は継承が可能だ。有識者会議は何百年単位の議論として
確率論を持ち出したのか、首をかしげざるをえない。若い世代の置かれた厳しい社会状況
を映す少子化を、「産まない選択」は考えにくい皇室に適用するのには唐突感がある。

つづく