【社会】代理出産は母子と認めず - 最高裁

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1 ◆SCHearTCPU @胸のときめきφ ★
米国での代理出産で生まれた双子の出生届を不受理とされた50代の日本人夫婦が
自治体の処分取り消しを求めた家事審判の特別抗告審で、最高裁第1小法廷は
24日、夫婦側の申し立てを認めなかった大阪高裁決定を支持し、夫婦の抗告を
棄却する決定をした。

代理出産の契約を「公序良俗に反し無効」とした高裁決定について、最高裁の判断が
注目されたが、才口千晴裁判長は「原審の判断は是認できる」として特に判断理由を示さなかった。

高裁決定などによると、夫婦は子どもができず、米カリフォルニア州で夫の精子と
米国人女性の卵子を体外受精させ、別の米国人女性の子宮に移植。
この女性が双子を出産した。夫婦は04年1月、出生届を提出したが自治体が
母子関係を認めなかったため、兵庫県内の家裁支部に処分取り消しを申し立てた。

家裁支部は「法律上の母子関係は分娩(ぶんべん)した者と子の間に認めるべきだ」と
申し立てを却下。夫婦は抗告したが、今年5月の大阪高裁決定は「生殖補助医療の発展を
考えても例外を認めるべきではない」と判断。代理出産を「第3者を生殖の手段と
するもので人道上問題がある」と批判し、抗告を棄却する決定をした。

>> nikkansports 2005/11/24[19:23] <<
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-051124-0028.html