フジモリ大統領が次に退治したのが官僚だった。もともとこの国には
公務員試験と名のつくものはなかった。
実力者、有りていにいえばスペイン系白人の名門ベラウンデ家とか、
あのデクエヤル家とかの威光で縁故採用されてきた。
例えば小中学校が八千三百校も不足しているというのに、文部省に
は三千五百人もの縁故官僚がいて、ほぼ全員が役付きという
でたらめぶりだった。フジモリ氏は三千五百人のうち三千人をクビにして、
その代わり、毎週一校ずつ学校を建設していった。
国会にもメスを入れた。上下院あわせて二百四十二議席のほとんど
が名門につながる白人で占められ、国民所得がたった百ドルなのに
議員年金は一人五千ドルといった議案をどんどん通してきた。
それを一院制百二十議席と半減し、ついでに年金も廃止した。
九二年のいわゆる「大統領のクーデター」による改革である。
ほとんどGHQみたいな大改革だが、おかげで毎年1000%以上というインフレを
一けたに押さえ込み、マイナス続きの経済成長率もプラスに転換させた。
しかし、このフジモリ大統領に対して欧米、とくに中南米はわが家
の裏庭と思っている米国は一貫していじめに回ってきた。
http://jitterbug.seesaa.net/ トレドは、妻がシオニスト・ユダヤ人(本人も公言してる)で、
副大統領が、デビッド・ワイズマン(←ユダヤ人の名前)。
で、バックにはアメリカ民主党やらジョージ・ソロス(ユダヤ富豪)がいる。