【文化】国が『山月記』『楼蘭』『暗夜行路』『女坂』など海外出版…日本文化を世界に

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1諸君、私はニュースが好きだφ ★
 文化庁は10日、日本文化を世界に発信するため、明治から現代の
日本文学を英語やフランス語などに翻訳し海外で出版する事業の対象
として、中島敦の「山月記」など34作品を選んだと発表した。
 ほかに選ばれたのは井上靖の「楼蘭」、宮沢賢治の詩集、志賀直哉の
「暗夜行路」、円地文子の「女坂」など。
 27作品を選んだ2002年度に続き今回が2回目。作家の阿刀田高さんら
が選考に当たった。
 翻訳者や出版社の選定は、民間非営利団体「日本文学出版交流センター」
(東京都新宿区)に委託する。文化庁は翻訳経費を負担するほか、1作品
につき2000冊を買い取り、海外の大学や図書館に寄贈する。

ソース(共同通信)
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=home&NWID=2005111001003352
2諸君、私はニュースが好きだφ ★:2005/11/10(木) 22:14:30 ID:???0
個人的には、中島敦ならば『弟子』と『李陵』を推したいところですね(・∀・)
3名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:14:50 ID:WldNcZmX0
「ちんこ音頭も世界に」とか言う香具師
4名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:15:13 ID:n1Hqrntl0
名人伝だっけ
5名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:15:18 ID:SI/90DDvO
なんか地味な選択だけど、期待は持てるな。
6名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:15:39 ID:A7rXtBNz0
えーと、山月記、楼蘭は、古代中国をテーマにしてなかったっけ?
いや、まぁ確かに日本人が書いた文学だけどさ。
7名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:16:01 ID:xutfDd3d0
他のはよく知らんが、山月記って、
中国の中二病にかかったニートが狼になっちゃう話だろ?
日本文化の紹介にならないような・・・
8名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:17:27 ID:ZDuJsVPY0
山月記って、厨房ぐらいのころに教科書に載ってて
すごく感動したよ。当方腐女子だけど。で、虎の絵を
描かされた記憶ありw

中島敦って人の本いいよね。
9名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:17:32 ID:+4Z1t1SK0
>>6
明治時代までは教養、素養→中国文学
のことだったし
今では英語に取って代わられたけど
10名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:17:58 ID:0NbnaQ1E0
英語版青空文庫をつくれ
11名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:20:55 ID:2Gc3NaQN0
>>10
いいアイデアだね
>>10 がんばれ
12名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:20:55 ID:XEuJk14SO
谷崎潤一郎きぼん。
まあ訳したらつまらなくなりそうだが。

13名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:21:17 ID:i5LJt3V30
>>8
名文だからね。平家物語の冒頭と同様にそらんじている。
ろーせいのりちょーは博学さいえい。若くして名をこぼうに連ね、
ついでこうなん(の)いに処せられたが、
14名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:21:37 ID:+LiLuUfu0
山月記はよかったな高校のときだな
先生が解説してくれたけど
15名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:22:52 ID:ZDuJsVPY0
>>13
すげーw
16名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:23:35 ID:H5QxaUat0
臆病な自尊心と尊大な羞恥心のおかげで,今ニートです。
17名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:23:44 ID:BhoRwkqYO
>>7
そうだよな。
海外に紹介する前にニート国士に読み聞かせるべきだろ。
18名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:24:36 ID:I4GkHTne0
中島敦は日本語か中国語じゃないとどこがいいのかわからんだろうね。
19名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:25:23 ID:pD1SfuL30
>>13
おめさんすげえな。
ろうせいのりちょうははくがくさいえい、わかくして・・・
ここでオレはアウトだ

山月記は中学のときに読んだときはまあ面白いと思ったが、
大学の時に読んで、文学の男ってのはとんでもない人種だと思わされた。
20名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:25:30 ID:kihzY9V60
散華月は好きだったな。
尊大な羞恥心って言葉は今でも自分に当てはまる。
21名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:27:06 ID:uBwErAMH0
>>7
・・・ものは言い様だなあw でも妻子がいたはずだからニートよりはまともかな。
夜中に飛び起きて失踪して虎になるというのもなかなか。
22名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:27:25 ID:ZDuJsVPY0
>>19
具体的に頼む
23名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:27:30 ID:n1Hqrntl0
臆病な自尊心と尊大な羞恥心は名言
24名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:27:54 ID:pD1SfuL30
なんだっけ、
友人がりちょうの詩を聞いて、
すばらしいものでありながら、何か微妙な所で欠けている気がするんだっけ。
そことかいいよね。
25名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:28:47 ID:I4GkHTne0
志賀直哉なんか翻訳したらもうどうしようもないだろ。
たいしたストーリーもないような小説が多いし。
日本語じゃないと。
26名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:29:53 ID:pD1SfuL30
>>22
えーと、まず言葉のセンスがとんでもない。
簡潔にして具体的、しかも語調も完璧ときた。
あと、主題の普遍性や描写している心理を正確に捉えている所とか・・・

中島敦に比べてこの俺の文才のなさ!努力しよう
27名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:31:41 ID:6dKuCrrV0
ニー虎です
28名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:33:02 ID:DNIlvx9Q0
せいけんかい、みずからたのむところすこぶるあつく。
中島敦なら「名人伝」のほうが好きだが
あまりにも東洋的過ぎて白人には理解しがたいかも。
29名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:33:14 ID:GzM2Ay1N0
日本むかし話でいいじゃん
30名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:33:22 ID:ZDuJsVPY0
日本文化を世界に広めたいなら、あの民俗学者を忘れちゃだめじゃん。
柳田国男のことを!
31名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:33:32 ID:4cqQmzva0
山月記の主人公は、作者自身の心のダークサイド。
これを書き上げたとき、中島敦は軽い虚脱状態みたいな様子だったそうだ。
ちなみに、同じく作者自身の分身といえる主人公に、
長篇「光と風と夢」のスティーヴンスンがいる。
ただし山月記の闇に対して、こちらは明るい。

前に文学板の中島敦スレで誰かが
「山月記を読んで文学者を志した者がいてもまったくおかしくない」
と書いていた。俺もそう思う。
学校ではなにやら勧善懲悪的に読まれてしまいがちな作品だが
(李徴=「悪」「弱さ」「未熟さ」みたいな)
李徴は単にそれだけの薄っぺらなキャラではないと思う。
32名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:33:48 ID:UqRxY+qt0
山月記だけ知ってる。
こんなの失笑を買うだけじゃないか。まるで10代少年が書いた日記のようだ、と。
33名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:34:11 ID:uJzlEDSz0
韓国で生まれた文学が日本に輸入されたものだね。
34名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:34:21 ID:fhbTe06x0
志賀直哉は奈良在住以降の作品なんざ、
ほとんど雑記ばっかだしなぁ。

宮沢賢治も「銀河鉄道の夜」辺りだと
もう諸外国語に翻訳されまくってるから今更感が・・・
35名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:34:38 ID:Jzr7H1Os0
中島敦の弟子はいいね。
36名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:34:47 ID:6dKuCrrV0
ニー虎となった俺の心にずしんと響く文章だ

己の珠に非ざることを惧れるがゆえに、
あえて刻苦して磨こうともせず、
また、己の球なるべきを半ば信ずるがゆえに、
碌々として瓦に伍することもできなかった
37名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:35:21 ID:pW6nVyHg0
>>25
言えるな。ストーリー的に派手な展開なんかないし、翻訳したら、何でこれが名作なんだと
言われるだけだろうな。

代わりに末弟子の阿川弘之の作品でも翻訳して出版しとけと言いたい。
38名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:36:01 ID:92JZnSlw0
「名人伝」って、落語だよな。ありゃ。
39名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:36:14 ID:cVgjnGDk0
山月記はあの漢語調の文体がいい。
訳したらあの味が出るんかいな。
40名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:36:36 ID:v+TQlbWv0
現代ってことは戦後もあり、まあでも生きてる作家からは選ばないだろうから、
34人選ぶとしたらこんなもん?

漱石、鴎外、田山花袋、樋口一葉、有島武郎、武者小路、志賀、谷崎、
泉鏡花、尾崎紅葉、菊池寛、芥川、川端、中島敦、井上靖、井伏、
柳田国男、宮沢賢治、島崎藤村、永井荷風、円地文子、坂口安吾、
梶井基次郎、太宰、江戸川乱歩、夢野久作、石川淳、大岡昇平、
三島、安部公房、大西巨人、埴谷雄高、遠藤周作、小林秀雄

現代作家がもっと多いかな?
あと三島、川端、安部あたりはもう十分翻訳されてるから抜かしてるかも。
41名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:36:43 ID:a2aJyHSJ0
暗夜航路ってちゃんと翻訳できるのかな?
いや先日たまたま読み返す機会があったんだが、あの独特な味はやっぱり
日本語ならでは、という気がする。翻訳者の人苦労しそうだな。
42名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:36:52 ID:n1Hqrntl0
文V出身の国語教師が、名人伝をやたら薦めていたから読んでみるかな
43名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:41:53 ID:IZNM89hZO
山月記ってかなり中国かぶれの作品なのに日本文学として輸出していいの?
そういうのが日本文学って捉え方もあるが
44名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:43:09 ID:a5/cNvLC0
宮沢賢治なら、是非とも「ツェ」ねずみ

http://why.kenji.ne.jp/douwa/23tuenez.html

昔も今も変わらん、どっかの民族について書いてある。
45諸君、私はニュースが好きだφ ★:2005/11/10(木) 22:43:11 ID:???0
>>40
「純文学」ではないですが、吉川英治とかも個人的にはやはり
入れて欲しいなぁ、と。

日本で歴史好きな人は、吉川英治がきっかけが多いですから。
(横山光輝の三国志も、吉川英治がいなければなかったわけですし)
46名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:43:45 ID:xutfDd3d0
『あめゆじゆとてちてけんじや』とか、どうやって翻訳する気だ?
47名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:44:02 ID:F9l+R5UH0
「大江健三郎がノーベル文学賞をとれたのは
それが西洋語に訳することを前提として書かれた文章だから」と聞いて以来
海外出版と言われても素直に喜べない漏れガイル
48名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:45:40 ID:TkQ9VEb+0
山月記はあの文体であってこそ。
老成の李朝は泊が臭い英にして、若くして名を仔某に連ね。。。

う、ほとんどマトモに変換しないぞ。
49名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:47:52 ID:DNIlvx9Q0
おいらも若くしてサンデー毎日に名を連ねたが、いまやニートだ。
50名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:48:28 ID:klE8U+gx0
でも「山月記」くらいのレベルになると、
キルケゴールやドフトエフスキー辺りとタメ張れるんじゃないかね
51名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:48:49 ID:AJMM7ECp0
いっそラテン語に翻訳すればいいじゃね>山月記
52名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:48:51 ID:jvqefr640
性、狷介
53名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:49:10 ID:XyZd1Lj10
>>41
ほんと、こういうのって翻訳者の語学の能力ってかセンスにかかってるような気がする。
54名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:49:23 ID:ZDuJsVPY0
>>40
夢野久作のドグラマグラだっけ?あれ、半分も読み進めずに挫折したorz
55名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:49:27 ID:UIcrBl4+0
幸田露伴はなんであんなに読みづらいのだろう・・・
今まで読んだ中で一番難解かも;
56名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:49:49 ID:JWZ+fYqw0
このスレ見て久しぶりに山月記読んだが
また死にたくなった
57名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:51:59 ID:7ZVyBJbA0
>>48
だな
口語体になっただけで雰囲気が崩れてしまう
58名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:52:40 ID:966lgFNo0
山月記の冒頭も良いが、終わり近くの

時に残月光ひややかに、白露は地に繁く、樹幹を渡る風はすでに暁の近きを告げていた。

と言うのも良い。
でもこんなの翻訳できるんかいな?
59名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:52:42 ID:PU6CRhfN0
牧野信一とかは海外でも国内でももっと読まれてもいいと思う。
60名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:53:12 ID:247Q8ePN0
大江健三郎がノベール賞とったの、いまだに意味わからん。
翻訳が優秀だったのかしらん。
61名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:53:34 ID:v+TQlbWv0
>>45
ああそうですね、ちょっと40は偏りすぎで似たようなのが多すぎだな。
吉川英治、松本清澄、司馬遼太郎あたりも入ってるかな?

文化庁のサイトを見たけどこの件の発表はまだないみたいですね。
みてみたいなぁ。
62名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:54:37 ID:th6pJ7GR0
どこの国の文学もそうなんだろうが、やっぱ訳するとホントの面白さは分からないんだろうな。
鏡花とか、基次郎とか、どこがいいのか分からなかろうw
でも、そういうのってなんか嬉しいよ。

>>40
夢久の瓶詰地獄は読んだとき衝撃だった。
63名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:55:32 ID:6dKuCrrV0
翻訳は無理だろう
逆に外国文学の翻訳も全然駄目
原文読んだら韻を踏んでるのなんて訳仕様が無いからな
64名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:56:02 ID:/lUQB4sn0
こんなもん翻訳するくらいなら団鬼六でも翻訳しろよな。
65名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:56:36 ID:7CtziofA0
鴎外は、留学先の独逸で女とヤリ逃げした恥知らずの文学者と海外では紹介されて
いるのだろうか?
66名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:57:42 ID:AJMM7ECp0
中島敦好きが世間にはけっこういるのか?
南洋モノも好きだなあ。ほのぼのしてて。「文字禍」だっけ?
古代オリエントモノ。この人の引き出しはマジで凄く広い。
夭折の天才だよなあ。
67名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:58:08 ID:7ZVyBJbA0
>>61
大衆文学では池波正太郎もぜひ
68名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:58:44 ID:xutfDd3d0
羞(はずか)しいことだが、今でも、こんなあさましい身と成り果てた今でも、
己(おれ)は、己の詩集が長安(ちょうあん)風流人士の机の上に置かれている様を、
夢に見ることがあるのだ。岩窟(がんくつ)の中に横たわって見る夢にだよ。
嗤(わら)ってくれ
69名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:58:59 ID:DNIlvx9Q0
架空戦記も翻訳してくれ
70名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:59:30 ID:XrknRUgS0
志賀直哉のエンヤコーラ・・・って何の漫画だったっけ?
71名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 22:59:51 ID:k3sUJPYX0
山月記は中国の人虎伝が元ネタ。しかも原作の李徴は傲慢さだけでなく、後家を犯して火付けの罪で虎に変身
72名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:00:09 ID:7CtziofA0
>>13
でも、名作の冒頭を諳んじてるなんて凄いな。
俺なんか、「姓は中嶋 名は陽子 胎果の生まれなり」がせいいっぱいだ。
73名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:00:47 ID:MR5XwAU10
>>66
文字禍とか木乃伊とか、あと狐憑か。山月記とあわせて4つ一気に読むと暫くトリップ出来るぜ

>>46
my elder brother, please bring me the rain drop.
74名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:01:23 ID:UXSb5fxe0
>>66
図書館に中島の書簡集が入っていたので読んでみたけど、
南洋庁の役人生活は大変だったみたいだね。
あの苦しさのなかでよくかけたもんだ・・・。
75名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:01:41 ID:XyZd1Lj10
>>62
まーそうだろうけど、

小説じゃないけど漢詩なんか、先生が中国語読みするのきいてるといいなあと思う。

しかしドストエフスキーは翻訳でも面白いぞ。
7672:2005/11/10(木) 23:02:14 ID:7CtziofA0
「字は赤子」が抜けていた。
77名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:02:35 ID:KhoCcyYM0
>>72
十二国記か、吹いたじゃねぇかよw
78名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:02:44 ID:ZDuJsVPY0
>>60
大江文学って全然受け付けない。
大江なんかより遠藤周作のほうがノーベルに近かったって
話を聞いた事があるんだけど、ある作品がカトリックを
冒涜しているとして不評を買ってノーベルから遠のいたっての
ほんとかな?
79名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:04:58 ID:5XgH/+br0
>>74
病気療養も兼ねてたんだよな確か。それで「光と風と夢」の着想が
浮かんだんだろうか?
80名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:06:53 ID:F9l+R5UH0
夢野久作『ドグラ・マグラ』の冒頭を諳んじる

「・・・・・・・・・・・・ブウウ―――――ンンン―――――ンンンン・・・・・・・・・・・・・・・





















          /⌒ヽ
   ⊂二二二( ^ω^)二⊃
        |    /  
         ( ヽノ
         ノ>ノ
     三  レレ                                            」
81名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:07:27 ID:ZDuJsVPY0
>>80
ワロタ
82名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:07:58 ID:eT+khwXr0
>>81
ワラタ
8372:2005/11/10(木) 23:07:59 ID:7CtziofA0
>>77
ヲタの漏れにも冒頭を暗唱できる古典が他にもあたよ。
「いずれの御時にか 女房 更衣 あまたさぶらひ給ひける中、いとやんごとなき
際にはあらぬが、優れてときめき給ふ・・・・・」
84名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:08:51 ID:ZVURkQ6i0
>>72
名作の冒頭といえばやはりメロスだよな
メロスは激怒した
かの邪知暴虐の王をなんたらかんたら
85名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:09:51 ID:Q9o848Ob0
ヤプーは?
86名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:09:52 ID:JX8qcgFx0
世ははくたいの過客にしてなんたら

これだけ(´・ε・`)
87名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:10:11 ID:mEpDmZZi0
山月記は確か高校の国語の教科書に載ってたわね
88名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:10:18 ID:eT+khwXr0
国語の授業でやった横光利一の蠅の朗読テープがいまだに耳について離れない・・・
89名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:10:49 ID:klE8U+gx0
中島が最期に書こうとしていたのが「韓非子」だったそうな
彼が「性悪説」をどう描くか、読んでみたかった
90名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:11:18 ID:9M9u9TsDO
中島敦は李陵がよいね。
91窓際政策秘書改め窓際被告 ◆XJHikokuWU :2005/11/10(木) 23:11:26 ID:GIWZe8rA0
( ´D`)ノ<三好達治と水原秋桜子でやれやヴォケ
9272:2005/11/10(木) 23:13:03 ID:7CtziofA0
シベリア帰りで、國學院でしゃくちょうくう(なぜか変換できない)に学んだうちの高校の
国語教師の読む芥川の朗読は味があった。
題名は忘れたが、「下人は・・・・・」
93名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:13:47 ID:mEpDmZZi0
>>72
おい、いくらなんでも

御前を離れず、詔命に背かず、忠誠を誓うと誓約申し上げる

くらいは覚えてろよw
94名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:14:13 ID:F9l+R5UH0
>>78
なんか普通に信憑性あるな、それ。
やっぱどこかしら選考が偏ってるのは間違いないと思う。>文学賞


いま世界でフツーに読まれてる日本の作家と言ったら、
翻訳調がウリの春樹ぐらいしか思いつかない。
95名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:14:27 ID:A0gx7iJA0
>75
漢詩を中国語で読むホームページはここがおすすめ
http://chinacast.seesaa.net/
96名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:14:48 ID:JX8qcgFx0
>>92
下人+芥川なら羅生門じゃない?
97名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:15:18 ID:ZVURkQ6i0
中島は中高で小説でしり
そのご大学で南洋庁官僚としての姿をしる
98名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:16:11 ID:7ZVyBJbA0
中島敦は弟子が好きだな
仲由子路の不器用さには感動する
9972:2005/11/10(木) 23:16:43 ID:7CtziofA0
>>96
さんくす。
粗筋を忘れたので、青空文庫にあれば読んでみる。
100名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:16:51 ID:VnZBNajv0
>>90
『李陵』は中国語に翻訳して中国で販売してくれ…。
101名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:16:53 ID:L284nDed0
暗夜行路??
後期の漱石も似たようなもんだけど、
あんな独り善がりの暗鬱なオナニー小説を日本の代表に選ぶなんて!
同時代の藤村の「家」のほうがはるかに素晴らしいのになあ。
10272:2005/11/10(木) 23:18:03 ID:7CtziofA0
>>98
いつも貧乏していた顔回のことは書いていた?
「回や それ近きか しばしば 空し」
103名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:19:44 ID:kihzY9V60
>>93
すごいな。
それでは貴方は世界を革命するしかないでしょう、くらいしか思い出せない。
104名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:20:05 ID:7ZVyBJbA0
>>102
孔子が顔回を誉めてるのを聞いて
「あの青びょうたんのどこがいいんだ」
って悪態をつきます
105山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/11/10(木) 23:20:55 ID:LcGfJp8P0
近代日本文学の奇跡。>中島敦
106名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:21:20 ID:DNIlvx9Q0
>>100
昔香港で翻訳されたらしいよ。今も出版されてるかは分からない。
107名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:21:31 ID:t40liXD80
>>102
確か、
賢なるかな回や、一箪の食、一瓢の飲、陋巷(ろうこう)に在り…、
はあったはず。
108名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:21:39 ID:th6pJ7GR0
同じ中国かぶれでも創竜伝だけは海外流出させないでほしい…
109名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:23:25 ID:5XgH/+br0
中島敦は親族に漢学の先生がいてそこで漢文を習ったんだよね、確か。
11072:2005/11/10(木) 23:23:45 ID:7CtziofA0
「十二国記」は海外にも紹介されて、けっこうファンがいるらしい。
著者の漢籍の素養と陰陽五行説が背景にある小説なので、海外のヲタといえども
理解が難しいと思うのだが。
111山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/11/10(木) 23:27:09 ID:LcGfJp8P0
岡本綺堂も紹介して頂きたいですね。半七と怪談ものではのりが違いますが、
快作と怪作ですよ。永井荷風、稲垣足穂も。
好きな作家でも、泉鏡花や梶井基次郎は紹介して欲しいと思わない(何故)。
古典なら、既に出ている国も多いですが、『今昔物語集』、『沙石集』。
112名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:27:37 ID:HTQjfJE10
「山月記」あの文体でありながら
読み出したら無理なくついていける。大江とえらい違い。
中島敦は頭のいい人だったんだなと思う。
「わが西遊記」のなかの「悟浄歎異」はラストが感動的な名作。
テコンドーの岡本が高校時代夢中になったのが、中島敦とボーボアールだったらしい。
早熟だったんだな
11372:2005/11/10(木) 23:27:38 ID:7CtziofA0
>>107
ありがとう。
それだったら、窮迫していたとき、天王寺駅あたりでコンビニの捨てられた弁当を食べ、
拾った小銭で自販機のウーロン茶を買っていた私の叔父も賢だったのかな?(w
114名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:28:24 ID:IZNM89hZO
A man named Richo in Rosei,China.
He had wide knowlidge and also bright.
Even he was young,his name wrote on the board.

適当に訳してみたけどわがんねw英語日本語中国語マジむずい
11572:2005/11/10(木) 23:29:11 ID:7CtziofA0
>>111
山野さん、江戸文化を海外に紹介するには誰がいいと思います?
先日物故された杉浦日向子さん、池波正太郎先生・・・・・
116名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:29:15 ID:hYZR4VjG0
>>78
大江の初期作品はいいぞ。「洪水はわが魂に及び」まで。
それ以降はどうでもいいが。
117名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:29:42 ID:XyZd1Lj10
>>95 d
>>110
>著者の漢籍の素養と陰陽五行説が背景にある小説なので、海外のヲタといえども

海外ヲタって中国人や韓国人のことをいってるわけじゃないよね。
118名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:29:55 ID:DNIlvx9Q0
>>113
毎日おにぎり一個とウーロン茶1缶で文句を言わないようでなければ賢者ではない
119名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:30:33 ID:ZDuJsVPY0
>>118
死んじゃうよw
200キロカロリーくらいしかないじゃないw
12072:2005/11/10(木) 23:31:06 ID:7CtziofA0
>>93
申し訳ない。十二国記ヲタとして恥ずかしい。
新作マダー?(AA略)
12172:2005/11/10(木) 23:31:35 ID:7CtziofA0
>>117
もちろん。
英語圏の話。
122名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:31:36 ID:ZVURkQ6i0
>>110
韓国で大人気みたい
あと「銀河英雄伝説」などの田中作品とか
123名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:34:01 ID:TuRZVklA0
>>98
圭角の人だよね。
124名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:34:42 ID:AJMM7ECp0
杉浦日向子は海外に紹介されるならエッセイより漫画の方がいいなあ。
でも海外のオタは読まないだろうなあ。
125名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:35:23 ID:DNIlvx9Q0
阿佐田哲也とか翻訳されないかな。
126名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:36:31 ID:t40liXD80
>>118
回やその楽しみを改めず

我慢して文句言わない。ようじゃまだまだだね。その境遇を楽しめるようにならなきゃ。
127名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:39:37 ID:7ZVyBJbA0
>>125
雀牌の活字も一緒に輸出しないと無理
128名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:40:32 ID:Ri3W+GLa0
中島敦のイタズラ描きのし甲斐は異常
志賀直哉とか外人に理解できるんだろうか
12972:2005/11/10(木) 23:41:45 ID:7CtziofA0
酒を飲むと飲み会ですぐ寝てしまうので、阿佐田哲也さんには親近感がある。
130名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:43:51 ID:0VXHIeXB0
図書館に寄贈してもなあ。村上春樹の翻訳本売ってる出版社に交渉してみればいいのに。
それと世界中の日本オタクには事前に大々的な宣伝活動をすべき。
海外の日本オタクは日本の伝統文学に興味を示すのだろうか。興味がある。
131名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:44:16 ID:4vHjUA+u0
でも中島のってもとは支那の古典だろ。それを日本文化といわれても。
132名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:45:28 ID:I4GkHTne0
谷崎の In Praise of Shadows (陰翳禮讚)は
日本マニアの外人に人気があるらしい。
133名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:46:09 ID:HPhL5c+N0
中島敦は真の天才。高校のとき教科載ってるの呼んで衝撃受けた。河童が欝だし脳になる話と名人伝で中ボス的名人との戦いのくだりが大好き。
でもそらんじるほどではなかった自分はまだまだ愛が足りない・・・・。
134名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:49:21 ID:D7KLjVh/0
山月記って日本の作家が書いたのか!
マジで中国の古典だと思ってた。
135名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:53:14 ID:s6T+msBA0
弟子も中島敦だよね?
136名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:53:19 ID:ZDuJsVPY0
>>134
えええええ? 普通作者の写真と名前、簡単なプロフィール見るだろ?
137名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:55:11 ID:DNIlvx9Q0
中島敦自身は詩の中で
「才能のない私は」
って書いてるけど。
しかし一体どれだけの本を読んでるんだろうね。昔の知識人はすごい。
138名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:56:17 ID:KhoCcyYM0
でも夭折しちゃったんだよね、中島敦・・・勿体無い。韓非子読みたかったな・・・。
139名無しさん@6周年:2005/11/10(木) 23:58:27 ID:5XgH/+br0
引きこもりも虎になれたら楽だろうになあ
140名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:03:27 ID:Szs0jSiTO
>>78
亀レスだが、『沈黙』の踏絵のシーンがまずいらすぃ。

文学ではないが、教育勅語と終戦の詔は暗唱できる。
ちなみにウヨではない。
141名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:04:32 ID:Idl0rrz70
訳者の才能も必要なのだが
その点はどうなの?
142名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:06:28 ID:xw4SHEAM0
『山月記』って、不登校の子に読ませるといいよね。
143名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:06:52 ID:ECeWntsKO
あと山本なんちゃらもいいよね。炭鉱の奴。パールバックとタメ張れるよ。
144名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:08:08 ID:Ck/k++J+0
国はなんだかんだ言って、また文化の大安売りすんのか。
145名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:09:34 ID:ffhiNOw30
中島敦はいい。ミイラ、も面白い。名人伝は
不射の射という題で過去にNHKが人形劇を放送した。
全集持ってるが随筆調なのでスラスラと気軽に読める。
146名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:11:36 ID:xw4SHEAM0
> 一年ののち、公用で旅に出、汝水のほとりに宿ったとき、ついに発狂した。
> ある夜半、急に顔色を変えて寝床から起上がると、何か訳の分からぬことを
> 叫びつつそのまま下にとび下りて、闇の中へ駈出した。彼は二度と戻って来
> なかった。付近の山野を捜索しても、なんの手がかりもない。その後李徴が
> どうなったかを知る者は、誰もなかった。

いいよいいよ〜
147名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:13:48 ID:xw4SHEAM0
>>142
> 『山月記』って、不登校の子に読ませるといいよね。

あと、「会社やめて小説家になります」とかぬかすドリーマーに
も読ませるといいね。
148名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:14:18 ID:/piFy4SC0
偶因狂疾成殊類
災患相仍不可逃
149名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:15:23 ID:Co5YdKkyO
>>132
早稲田の過去問?
150名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:16:30 ID:HJ9jtLinO
>>147
_| ̄|〇
151名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:17:47 ID:o3PaGU0Y0
山月記の漢文はどうするつもりだろうか。
152名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:21:31 ID:8S4bI6sF0
日本文学的には非常によいラインナップだと思うけど、
果たして欧米で理解されるだろうか。
志賀作品なんて日本的美文、美学の最たるものだけど、
欧米では「これが小説?エッセーじゃん」とか今までにも
散々言われてきているし、一般受けはしないだろうな。
日本文学やっている研究者や学生には歓迎されるだろうけど。
153名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:22:53 ID:xw4SHEAM0
しかしさあ、キャリアなげうって詩人になろうとして挫折した『山月記』の
主人公氏。

> 飢え凍えようとする妻子のことよりも、己の乏しい詩業の方を気にかけて
> いるような男だから、こんな獣に身を堕すのだ。

とか言っていたりするあたり、いまひとつ納得できないものがあるよなあ。

虎であっても賎しい獣と見る一般的な通念が、当時はあったのだろうか。
154名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:25:12 ID:Co5YdKkyO
中島ってパラオの長官だったんだよな
ウラヤマシス
155名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:25:32 ID:ZvV1RTf30
著作権が切れた作品を英訳してネットで公開すればいいだけなのに何で
わざわざ出版するの?お役所ってやっぱり馬鹿なのか?
156名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:26:15 ID:ZsIQ0PGJ0
俺の親父は毎晩、虎になって帰ってきたぞ
157名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:33:31 ID:XF/a+oVl0
いいことだな
ただいわゆる名作だけじゃなく、
ハリポタみたいなベストセラーだしてくれ
158山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/11/11(金) 00:34:37 ID:h/jwCg8g0
>>115
石川英輔先生や、大石学先生もお忘れなく。杉浦先生も好きですが。
三田村鳶魚はどうです。先程出した岡本綺堂は。
『喜遊笑覧』なども如何。今は黄表紙も海外へ紹介されていますね。
159名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:36:43 ID:yfQcuKSFO
ドグラマグラ翻訳してくれ。ヤプーもいいな。
訳の分からんとこから始めるべき
160名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:43:15 ID:xw4SHEAM0
最近、ライトノベルの翻訳が始まってるから、
そっちの方向もあるね。
161名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:45:30 ID:7y+3Rtd80
夏目漱石、芥川龍之介、森鴎外、川端康成、この辺を紹介すべきだろ。
162名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:49:33 ID:n1H/2F6k0
翻訳されるべき作品はすでにされているはずで国が税金使って宣伝しても
無駄だと思う。
163名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:50:02 ID:4Yk31GOl0
>>153
虎=ケダモノではあるのだが
やっぱどこかに虎=ヒロイックというイメージはある。
だから夜明けのうすらぼけた月に向かって吠えても、やっぱ微妙にカッコイイ。

単に李徴がみじめな負け犬として、卑しく汚く描かれているだけだったら
この作品、こんなに感動的でなかったと思う。
こんな奴でもどこか美しいからこそ
格調の高い「悲劇」として成り立っているのでないかと
164名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:54:39 ID:MpVw0BCD0
中島の韓非子読みたかった。
165山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/11/11(金) 00:54:43 ID:h/jwCg8g0
>>159
>ヤプーもいいな。
ベストセラーになりそうな国が、容易に想像出来るのですが・・・。
設定だけパクって改変されそうな。
166名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 00:58:15 ID:qxCfMDLA0
ろうせいのりちょうははくがいくさいえい てんぽうのまつねんとしわくしてこぼうになをつらね
・・・せんりにあまんずることをいさぎよしとしなかった。 

うろおぼえです
167名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 01:00:34 ID:KdDuXTqr0
中島の帝大時代の同人誌作品を読むとこの人は本質的にロマンティストだと
思えた。
168名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 01:02:36 ID:WoXZ2qV90
あ〜いいね山月記
文章かっこよすぎ。
教科書の中で一番好きだった。
169名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 01:04:02 ID:Ny2l7eT40
アーサー・ウェイリーの訳した源氏物語が読みたいんだけど、
図書館でしか見たことがない。

いまでも買えるのかな?
170名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 01:26:37 ID:FyevBnJv0
あらためて読むと、中島敦の文章ってセンテンスが比較的短いね。
だから、難しいこと書いててもリズムがよくて読みやすいのかなぁ。
171名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 01:29:42 ID:zSvLSt7Q0
>>140
朕思うに我が高祖皇宗国をはじむること高遠に徳をたつること… か

モレは、奥の細道を全文暗唱できるよ。
172名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 01:45:23 ID:MRoJqsNt0
>>130
ヨーロッパとか場所にもよるけど本買うより図書館の方がいいかも。
173名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 01:49:26 ID:iJyXtN9C0
漫画でないと駄目でしょう。
174名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 01:52:40 ID:UVrPKf3O0
全部今ではカスみたいな作品ではないか。
いいかげんにしろ!!
175名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 01:53:29 ID:8ooe5Hbr0
まあフランスにはすでに日本文学の翻訳が腐るほどあるわけだがw
176名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 02:04:23 ID:8ooe5Hbr0
志賀直哉の 「暗夜行路」も宮沢賢治の詩集も 井上靖の「楼蘭」も円地文子の「女坂」も
すでにフランス語に翻訳されてます

177名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 02:22:31 ID:HVq9i/qT0
歴史小説家だと、誰の作品を紹介すればいいんだろ?
無難に、吉川英治、山岡荘八、司馬遼太郎か?
178名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 02:25:49 ID:Ny2l7eT40
吉川英治の平家物語は、英語、フランス語に訳されているよ。
179名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 02:51:38 ID:7y+3Rtd80
>>177
歴史小説じゃないけど、太田牛一の「信長公記」がオレ好き。

あと、世阿弥の「風姿花伝」イイ!

それから宮本武蔵の「五輪の書」もいいかも。オレにゃちょっとピンと来なかったけど。
180名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 03:04:58 ID:HJ9jtLinO
>>153
実践したのが島崎籐村
181名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 03:20:14 ID:7Bwfx4wZO
高校の教科書
「泣く泣く首をぞかいてんげる」
泣きながら首を…回転蹴る?ローリングソバット?
とかわけわかめな解釈してた
182名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 03:21:40 ID:HJ9jtLinO
>>171
朕深く世界の大勢と帝国の現状とに鑑み非常の措置を以て時局を収拾せむと欲し…

まぁ、ネットだから暗唱にはならないけどね(^^;。
厨房の頃、般若心経とか憲法の全文の暗唱に夢中になった。
スレ違いスマソ。
183名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 03:22:51 ID:rm0E7RQZ0
中島敦はパクリ

ちなみに江戸川乱歩とかも丸パクリ

韓国のこといえないよな
184名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 03:25:40 ID:7y+3Rtd80
>>183
韓国には見るべき文化も読むべき書の一冊も存在しないという現実。
185名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 03:27:20 ID:Ny2l7eT40
日本語じゃないけど、
トールキンの『指輪物語』の冒頭を暗誦できる。

When Bilbo Baggins of Bag End anounced that ...
186名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 03:28:30 ID:PcucHHU50
中島敦の文章は質実かつ知的で、男なら誰でもあこがれる。秀逸
187名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 03:31:15 ID:DHlH5dNj0
小林秀雄の英訳ってあるんかな?
読んでみたいぉ


尤も、日本語で読んでも殆ど綺麗に解読できない私だけどねw
188名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 03:42:09 ID:kWQQeiOs0
ドグラマグラより黒死館を読んだ反応が気になる
189名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 03:43:41 ID:7y+3Rtd80
日本の文学作品じゃやっぱり「平家物語」と「源氏物語」が双璧だな。
これは実に素晴らしい。
190名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 03:48:53 ID:Ny2l7eT40
太平記の英訳を読んでいたら、
冒頭の訳者解説で「太平記はそんなに名作ではない。」と書いてあって、
だったらわざわざ訳さなくても・・・と思った。

いや、よくぞ訳してくれたと思うんだけど
191名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 03:49:58 ID:uiMokzfT0
世界中に広めるといいながら、
学校の教科書からはこれらの作品を排除してるのはいかがなものか
192名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 03:55:59 ID:1nxeIUDF0
 隴西(ろうさい)の李徴(りちょう)は博学才穎(さいえい)、
天宝の末年、若くして名を虎榜(こぼう)に連ね、ついで江南尉(こうなんい)に補せられたが、
性、狷介(けんかい)、自(みずか)ら恃(たの)むところ頗(すこぶ)る厚く、
賤吏(せんり)に甘んずるを潔(いさぎよ)しとしなかった。
いくばくもなく官を退いた後は、故山(こざん)、略(かくりゃく)に帰臥(きが)し、
人と交(まじわり)を絶って、ひたすら詩作に耽(ふけ)った。
下吏となって長く膝(ひざ)を俗悪な大官の前に屈するよりは、
詩家としての名を死後百年に遺(のこ)そうとしたのである。
しかし、文名は容易に揚らず、生活は日を逐(お)うて苦しくなる。
李徴は漸(ようや)く焦躁(しょうそう)に駆られて来た。
この頃(ころ)からその容貌(ようぼう)も峭刻(しょうこく)となり、
肉落ち骨秀(ひい)で、眼光のみ徒(いたず)らに炯々(けいけい)として、
曾(かつ)て進士に登第(とうだい)した頃の豊頬(ほうきょう)の美少年の俤(おもかげ)は、
何処(どこ)に求めようもない。
数年の後、貧窮に堪(た)えず、妻子の衣食のために遂(つい)に節を屈して、
再び東へ赴き、一地方官吏の職を奉ずることになった。
一方、これは、己(おのれ)の詩業に半ば絶望したためでもある。
曾ての同輩は既に遥(はる)か高位に進み、
彼が昔、鈍物として歯牙(しが)にもかけなかったその連中の下命を拝さねばならぬことが、
往年の儁才(しゅんさい)李徴の自尊心を如何(いか)に傷(きずつ)けたかは、想像に難(かた)くない。
彼は怏々(おうおう)として楽しまず、狂悖(きょうはい)の性は愈々(いよいよ)抑え難(がた)くなった。
一年の後、公用で旅に出、汝水(じょすい)のほとりに宿った時、遂に発狂した。
或(ある)夜半、急に顔色を変えて寝床から起上ると、
何か訳の分らぬことを叫びつつそのまま下にとび下りて、
闇(やみ)の中へ駈出(かけだ)した。彼は二度と戻(もど)って来なかった。
附近の山野を捜索しても、何の手掛りもない。その後李徴がどうなったかを知る者は、誰(だれ)もなかった。
193名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 04:09:07 ID:C6Ba1+Lp0
「己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢て刻苦して磨こうともせず、
又、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々として瓦に伍することも出来なかった」

なんて一部のニートにぴったり
194名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 04:17:15 ID:PcucHHU50

人々は、それまで私小説が中心だった日本文学とは異質の、中国古典文学と西洋
哲学が混じりあった世界で展開される荘厳な人間悲劇に驚愕し、また格調高い美文
に酔いしれた。孤独者を描いた物語は読者の深い共感を引き出し、特に『李陵』は
日本人が春秋時代の中国を描いたものにも係わらず、中国語に訳され、逆に現地の
人々に読まれたほど優れた内容だった。中島は多くの作家がペンを折ったり、戦意
高揚の為の国策文学を書かざるを得なかった戦時中に、病と闘い自身の魂を削り
ながら、芸術や哲学の真理を体制に流されずに探求した先人たちの生き方を刻んだ
ことから、文学・芸術の灯を守り続けた求道者としてその名が語られるようになった。
ttp://homepage2.nifty.com/kajipon/haka/h-n-sakka.htm
195名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 04:19:53 ID:lS6NSIM+0
日本人でも読まないような本を海外に紹介しないでください。
196名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 04:28:00 ID:puvAJMtI0
>>195
確かに世界に広める前に、日本人に読ませろとは思うよな
赤川次郎でも翻訳してみるか
これでもかというほど今の日本人的だし
197名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 04:45:05 ID:lS6NSIM+0
星新一とかのほうがたぶん高く評価される。
198名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 05:00:38 ID:pEz0+iJ20
山月記は反戦の小説だと予備校講師が言ってた。
199名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 05:02:22 ID:RQHW4wxi0
中島敦とかは著作権が切れているが、外国語訳したら外国語版の訳者に
著作権が発生するのかな?
200山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/11/11(金) 05:07:19 ID:MiM21JGx0
>>177
中里介山、藤澤周平あたりも。

>>190
何本でしょうね、訳されたのは。やはり流布本でしょうか。
『平家物語』に比べて冗長、一貫した筋が見えにくいとか。
201名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 05:08:19 ID:psG69Ll90
>>198
んな無茶な・・・
202名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 05:14:16 ID:1z9YWWEx0
>>198
そんな薄っぺらいもんじゃないだろw
203名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 05:17:13 ID:oZwC2gvg0
204名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 05:21:55 ID:pEz0+iJ20
>201
虎になったのは当時の世論、人々の心で
これを批判する小説と言ってた。
その講義を受けたのは昭和時代で
まだ左寄りの物言いをする人が多かった。
205名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 05:23:58 ID:P09dHqD10
それはその講師さんの自己投影でしょう
206名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 05:42:00 ID:pEz0+iJ20
>205
そうだね。いま思うと噴飯ものだ。或いは当時の若者の心をとらえるためのネタか。
207名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 05:44:04 ID:olizscyk0
「暗夜行路」
大袈裟な題をつけたものだ。彼は、よくひとの作品を、ハッタリだの何だのと言っているようだが、
自分のハッタリを知るがよい。その作品が、殆んどハッタリである。詰将棋とはそれを言うのである。
いったい、この作品の何処に暗夜があるのか。ただ、自己肯定のすさまじさだけである。
何処がうまいのだろう。ただ自惚(うぬぼ)れているだけではないか。
風邪をひいたり、中耳炎を起したり、それが暗夜か。実に不可解であった。
まるでこれは、れいの綴方教室、少年文学では無かろうか。それがいつのまにやら、ひさしを借りて、
母屋に、無学のくせにてれもせず、でんとおさまってけろりとしている。

太宰治「如是我聞」より
208名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 05:54:44 ID:ujKBza560
山月記って家から出られない引き篭もりの心境みたいだよな。
209名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 05:54:58 ID:zetHT9QV0
サンゲツ記もいいが、個人的には西遊記?みたいなのも印象にある。
傍観者的なさごじょう(←変換されない)の視点で
さるぶたさんぞうを分析してる場面が記憶に残ってる。
210名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 05:57:02 ID:hc5LTbxJ0
漫画の翻訳のほうがいいとおもうけど、


水木しげるとか、つげ義春、白土三平なんか。
211名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 06:26:27 ID:yfQcuKSFO
「黒い仏」を日本の代表的ミステリとして紹介すべき
212名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 06:31:41 ID:/SiEHweR0
ニートと科挙の浪人はかなり違う希ガス
213名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 06:34:08 ID:O094U8sM0
確か科挙は通ったんじゃねーの?
この話の主人公が膨らませた臆病な自尊心ってのは、
まんま現代のニート。
214名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 06:35:40 ID:/SiEHweR0
「性狷介」に
禿げしく揺さぶられたお
215名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 06:36:12 ID:ZifsOB9p0
司馬遼太郎の「坂の上の雲」は?
216名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 06:46:02 ID:d4nvnKqO0
山岡荘八の「徳川家康」とか?
池波正太郎の「真田太平記」とか?
サムライ物が受けるんでない。
217名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 06:46:17 ID:/SiEHweR0
>>213
そうだった…いま読んでも泣ける
ラわーん
218名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 06:54:19 ID:0aM+SRJOO
池波や司馬は娯楽作品のくくりだから、中島敦と同列にはできんだろ。
219名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 06:55:56 ID:zetHT9QV0
大嘘ばっかりだよ。みんな、嘘話が好きだよな。
俺もだけど(´・ω・`)
220名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 06:57:24 ID:A582UDhK0

 遅え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・orz
221名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 09:39:32 ID:ze54QCl20
>>209
「悟浄出世」と「悟浄歎異」だね
222名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 09:45:42 ID:i7TlVoZJ0

宮沢賢治の銀河鉄道の夜を外語に翻訳しろよ。ちゃんと詩的に。
223名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 12:16:38 ID:xw4SHEAM0
>>222
> 宮沢賢治の銀河鉄道の夜を外語に翻訳しろよ。ちゃんと詩的に。

ハ〜ルレヤ♪
ハ〜ルレヤ♪

224名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 12:21:53 ID:X0R1SC5U0
日本の文化なら鉄腕アトムとドラゴンボールでエエやん
225名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 12:43:32 ID:IoVmylrZ0
山月記で羞恥心という言葉を覚えた記憶がある
226名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 12:48:21 ID:CuzdZDq70
宮沢賢治の詩をよんで泣いちゃったことあるんだよな図書館で
涙止まんなくなって周りの人が何事かと視線を送るんでメチャはずかしかった
227名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 13:10:06 ID:xw4SHEAM0
>>226
> 宮沢賢治の詩をよんで泣いちゃったことあるんだよな図書館で
> 涙止まんなくなって周りの人が何事かと視線を送るんでメチャはずかしかった

だめだよな。そこで暖かい共感と理解のまなざしを送るようでないと
真の文明国とは言えないよな。
228名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 18:28:15 ID:+zrQPp7B0
意味もなくあげ
229名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 19:00:43 ID:YaELAS+M0
高校の頃の現国教師のあだ名が「李徴」だったな。山月記が教科書に出てきたとき、「俺この作者、好きなんだ」と
語ってたのが発端。
「李徴!次の試験の範囲はどこまでですか?」「李徴!中島敦が中国文学にはまった馴れ初めを教えてください」
とか質問すると、「おい、おれは李徴じゃねえぞ!」なんて愚痴りながらもまんざらでも無かった模様。

教師辞めて故郷に帰ったって聞いたけど、今ごろ元気かな…。
230名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 19:03:01 ID:9FqVYkJj0
男坂もまぜてやれ。
231名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 19:10:48 ID:7KWVJDWY0
「おい地獄さ行(え)ぐんだで!」
二人はデッキの手すりに寄りかかって、蝸牛が
背のびをしたように延びて、海を抱え込んでいる函館の街を見ていた。
――漁夫は指元まで吸いつくした煙草を唾と一緒に捨てた。
232名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 19:47:35 ID:PcucHHU50
中島敦「李陵」

漢の武帝の頃、名将李広の孫である李陵は、自ら願い出た匈奴征伐において、
不覚にも、戦闘中に失神し、俘虜となる。この知らせを聞いた武帝は激怒し、
並み居る重臣達は、李陵が意図的に売国的行為に走ったと罵り、武帝に迎合した。
ただ一人、司馬遷だけが李陵を「かような人物にあらず」と擁護、そのために、
死よりも屈辱的な「宦官の刑」を受ける。

彼は自問自答しながら「何処が悪かった?己の何処が?何処も悪くなく、己は、
「正しい事」しかしなかった。強いていえば、唯『我在り』という事実だけが悪かっ
たのである」という結論に至る。

その後、司馬遷は「130巻」にも及ぶ「史記」を書き上げた。武帝による屈辱が、
司馬遷をしてあの膨大な「史記」を書かしめたと云われている。

李陵は胡地において、妻子や父母等が殺されたことを耳にし祖国へ戻る気持ちを
失う。そんな中、同じく胡地に引き留められていた蘇武と会う。

李陵は「たとえようもなく純粋な漢の国土への愛情」を湛えている友と自らの間に
根本的な隔たりを感じ、暗澹たる気持ちになる。武帝が崩御し恩赦が下った後、
蘇武は帰国する。しかし、李陵は「丈夫再び辱めらるる能(あた)わず」と2度と漢へ
戻らなかった。
ttp://takuo.txt-nifty.com/ao/2004/12/
233名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 21:17:34 ID:IuAITSw20
>>229
文筆活動を断念して、今頃虎になってるかも。
234名無しさん@6周年:2005/11/11(金) 23:50:16 ID:ng6oQfCt0
235名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 01:20:32 ID:PBlA7piZ0
これ誰か映画にしてくれないかな
そうとう世界観撮影映像にセンスと金がいるから
ハリウッドだな
236名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 01:22:38 ID:ADH3E0kq0
日本文学の本家はやっぱり中国・韓国ということで・・・
237名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 01:31:25 ID:H/5a8G9R0
こりゃーーー。暗夜行路はないだろ、普通。
誰たよ、こんなの選択してる馬鹿野郎は。
ぁ、阿東蛇行が、納得。っていうかこんな文学音痴に
選択さすなよーーー、国。
238名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 12:54:11 ID:eCQGHJNJ0
国語でこの話をやったとき、国語教師はほりさげずにあいまいにスルーしたぞ。
よくわからなかったらしいなwwwwwwwwww
239名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 13:01:38 ID:7OTA6+En0
>>234
悟浄の二作品はいいな(・∀・)
久しぶりに読もうかな
240名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 13:18:11 ID:Tq9WdqgY0
241名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 13:33:52 ID:TnOvMfKQ0
人虎伝はただの伝奇譚だな。やっぱ山月記には心打たれるものがある。
242名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 13:35:15 ID:7OTA6+En0
>>240

>「南陽の郊外で、かつて私は一人の未亡人と密通した。その主人がひそかに気がついた。
>そして、いつも私を殺そうとしていた。未亡人はそれから二度と会おうとはしなかった。だから、
>私は風を利用して火を放ち、一家を焼き殺して逃げた。これが原因だろう。」

李徴ヒドス( ・∀・)
243名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 13:36:29 ID:ZZKVOXB70
三月記に出てくる中国人と今の中国人ってまったく違う人種だよなぁ
244名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 13:37:22 ID:uTZL0ATK0
風姿花伝がいい。

”秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず”
245名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 13:45:56 ID:TnOvMfKQ0
>>242
未亡人なのに主人がいるのはどういうわけだろうか?
246名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 13:53:08 ID:ocgg0K560
現国の先生が嬉しそうに音読していた
やっぱリズムがいいんだよな
247名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 13:55:54 ID:8pS3qVeN0
中島敦の面白さは文体あってこそ。
248名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 14:07:26 ID:8pS3qVeN0
どうでもいいが、この企画失敗する。
つーか、あちらの日本文学者研究者でも「いまさらハァ?」な選択だと思う。
どうせするならマニアックなのにしろっての。
249名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 14:10:01 ID:7OTA6+En0
>>245
はっ、言われて見ればΣ(゚∀゚;)

原文?では「南陽郊外に於いて、嘗つて一孀婦と私す。其の家ひそかに之を知り」で

goo辞ると
そうふ さう― 1 【▼孀婦】 夫を亡くした女。寡婦。未亡人。
ということなので、未亡人で正しいようだなあ。

一族の長とか、仕えていた主人かね。考えてみると主人って旦那さんという意味より
一家の主が元だしなぁ。それとも二号さん状態だったんだろうか。
或いは其の家が 家の者 なのかな?

まあいいや(´・ω・`)

250名無しさん@6周年:2005/11/13(日) 20:11:39 ID:jtib00pA0
>>234
複雑で魅力的なキャラ設定だな。ああっ、続きが読みたい。
八戒はなにを恐れていたんだろう?気になる。
251名無しさん@6周年
某国が「山月記」はうちの国発祥だって妄言吐きそう。