★「滝で修業し息子が死亡」と提訴…気温4度、水温5度
・滝に打たれる宗教上の修業中、大分市の会社員男性=当時(25)=が死亡したのは、
宗教を主宰する女性(6月に死亡)らが水温などに注意する義務を怠ったからとして、
男性の母親=大分市=が7日までに、主宰者の長男=北九州市=らを相手に、
約3400万円の損害賠償の支払いを求めて大分地裁に提訴した。
被告側は「現時点で詳しいことは言えないが争う方針」と話している。
訴状によると、男性は1月、主宰者の長男らの指導で、福岡県篠栗町内の滝に打たれる
修業中、心臓まひを起こし死亡した。当時の気温は4度、水温は5度だった。
原告側は「信者だった男性が修業を拒否するのは心理的に不可能。主宰者らは信者が
心臓まひなどの事態を招くことがないよう注意すべき義務を負っていた」と主張。慰謝料や
逸失利益などを求めている。
死亡した男性の母親は、男性ら子供を連れて宗教活動に出掛けていたが、2002年ごろに
母親は信仰を中止。男性は信仰を続けていたという。
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_11/t2005110814.html