米スタンフォード大は18日(米国時間)、学生と学部生を対象に、音楽
聞き放題サービス「ヤフー・ミュージック・アンリミテッド」の割引制度を
導入した。違法ファイル交換の抑止が狙いで、匿名の寄付により当初
1年間は無料で利用できる。ヤフー創業者のジェリー・ヤン氏とデビッド・
ファイロ氏は同大の卒業生で、二人が寄付したのではないかとの憶測
が広がっている。
同サービスは、100万曲以上から自由にダウンロード可能で、携帯音楽
プレーヤーへの転送も認められている。会員でいる間だけ再生できる仕組み。
完全所有したい場合は1曲当たり0.79ドルだが、基本料金は月6.99ドル。
同大はヤフーと提携、これを月1.75ドル(携帯端末に転送する場合は
月4.75ドル)に割り引く。さらに06年の9月末までは試験期間ということで
無料にする。米マイクロソフトのデジタル著作権管理(DRM)技術を採用
したため、マックやiPodに対応しないのが難点だが、学内で対応プレーヤー
の割引販売も開始した。
音楽業界は、大学がファイル交換の温床になっているとして、以前から
対策を迫っていた。全米の大学は、米ナップスターなどの同様のサービス
を低料金で学生に利用させる例が増えている。ヤフーは5月に参入し、
出遅れていたが、第一弾の提携を縁の深い大学で実現した。
ヤフー・ミュージック・アンリミテッド
https://yahoomusic.stanford.edu/ ソース(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/network/news/20051019org00m300086000c.html