“タイゾー節”連発により、異例のざんげ会見を行ったばかりの自民党・杉村太蔵議員(26)が28日、
衆院本会議で行われた代表質問で民主党・前原代表に拍手してしまうハプニングがあった。
太蔵氏は「覚えてません」と言いながらも、小泉首相の答弁には「とても勉強になりました」と目を輝かせた。
前日の“所信表明”会見以降、すっかり報道陣からも追われなくなり、衛視のガードも解けた太蔵氏だが、
“脇の甘さ”はまだ残っていた!?
さっそうと歩いて登壇する前原氏に、拍手と歓声でわき上がる民主党の議席。
その遠く離れた自民党議席最端の最前列で一人、手をたたく議員がいた。
「パチパチパチ…」力無く拍手していたのは、前日の会見で「心を入れ替えた」太蔵氏。
相手“大将”の登場に、自民党議員が沈黙を作る中での単独行動となってしまった。
新人議員として異例となった“所信表明”を27日に行った太蔵氏。「死ぬ気で勉強していきます」と宣言して
頭を下げていた。ところがこの日、4時間以上にわたった本会議では、かしこまった姿勢を崩し、
退屈そうなしぐさをみせることもしばしば。これまでさんざんおしかりを受けた武部幹事長の質問の際には、
足を組んで聞く“大物ぶり”も見せた。
だが、あまりの長丁場にコックリコックリと居眠りを始めるベテラン議員や新人議員もいる中、
太蔵氏は目を見開き続けた。小泉首相の答弁では何度も拍手。本会議後「大変、勉強になりました。
長い時間でしたが、思ったよりあっという間でした」と目を輝かせた。
前原氏への“エール”については「えっ!?」と絶句。かつて高校時代、テニスで国体制覇を果たしただけに
敵にも敬意を払うスポーツマン精神が無意識に出てしまった可能性もある。「いや、覚えていません」と頭をかいた。
(以下略)
全文、ソース
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/sep/o20050928_10.htm