>>480 胴体形状
三菱(堀越技師)の作品、ということだけでも1932年設計の七試艦戦がすでに
「カウリングからコクピットへ盛上げ〜曲線絞込み〜一点終結」ですので、F5/34
を「パクる」必然性は全くありません。
そもそも本機のような紡錘形胴体は、WW1のころから存在(アルバトロス戦闘
機等)しており、ロッキード・ヴェガ(1927年)あたりで「高速機向きの胴体形状」と
して定着した感があります。グロスターもこのころのシュナイダー杯用レーサー
に紡錘形胴体を採用しています。
主翼
基本構造は当時としてはスタンダードな、悪く言えば何の工夫もない直線テー
パー翼です。翼型や動翼のバランス、捻り下げといった部分を除けば「誰が作っ
ても同じ」といっても構わないと思います。