★消費者金融提訴:取引履歴非開示で不利益と29社を
消費者金融が取引履歴を開示しないため、借金が増えるなど不利益を受けたとして、
北海道の72人が20日、慰謝料や不当利益の計約9560万円を支払うよう、29業者
(延べ39業者)に対して求める訴えを釧路地裁北見支部などに起こした。最高裁が7月、
「業者には履歴開示義務がある」との初判断を示したことを受け、道内で初めて集団提訴
に踏み切った。
原告は20歳代から80歳代の債務者。訴えの内訳は、慰謝料が19業者の75件
約3550万円、不当利益返還が20業者の83件約6010万円。
多重債務者の多くは、取引履歴が開示されなければ、本来の返済額を把握することが
困難。非開示を隠れみのにして、業者側が法定金利以上の支払いを要求するケースも
あるされる。九州や中国地方などでも同様の集団提訴が行われている。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050921k0000m040152000c.html