「ゆたかな登山とその未来を語り合おう全国の仲間と」をテーマに、17日から3日間の日程で
八ケ岳のふもと、山梨県北杜市の清里高原で労山(日本勤労者山岳連盟)フェスタ清里集会が
開かれています。労山が全国的な交流集会を開くのは1992年(東京)以来13年ぶり。山の麓で
行うのは85年(妙高・池の平)以来20年ぶりです。
集会には北海道から長崎まで、36都道府県連盟から約150の山岳会、500人を超える会員が
参加。分科会では会の運営からハイキングの事故防止、自然と共生する登山のあり方などに
ついて学び、夜は遅くまで他県の経験に耳を傾けるなど、熱のこもった交流や研修が行われています。
パネルディスカッションでは現役登山家、自然保護の研究者、ヒマラヤの専門家、山岳雑誌
編集者が若い世代にどう登山を伝えるかが話題になりました。
「山岳会の新しい役割と運営を探る」分科会では斎藤義孝理事長が総合山岳会の停滞などの
問題を提起。「数十年後に登山団体が生き残れるかがいま問われている。会員だけでなく地域や
未組織登山者の要求をくみ上げる組織への改革が必要だ」と語りました。
和歌山・みちくさハイキングクラブ事務局長の小橋佳世さん(54)は「会の運営にかなり
行き詰まっていました。『仲良しクラブは脱皮し、言うべきことは言う』など各会の知恵が参考に
なりました」と話していました。
同集会は19日も分科会を続行、討論のまとめを行い閉会します。
[パネルディスカッション「明日の日本の登山を徹底討論」に出席した,小川潔さん
(東京学芸大学助教授=農学博士),廣川建司さん(山岳雑誌『岳人』編集長),
服部文祥さん(現役登山家),山森欣一さん(日本ヒマラヤ協会理事長),らの発言は,
割愛します.]
[Source] しんぶん赤旗
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-09-19/2005091910_01_2.html [関連スレ]
【皇室】皇太子さまが登山の魅力について書いた「秋山の思い出」を「岳人」に特別寄稿
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1126695718/l50