【衆院選】自民党籍の野田聖子陣営、自民支部広報板の首相ポスターを全て神崎代表に差し替え 公明への『目に見える協力』

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http://www.chunichi.co.jp/05sousenkyo/050901T1015001.html

 保守分裂の岐阜1区(岐阜市)で、無所属前職の野田聖子さん(45)の陣営が公示直前、
自民支部の広報板など200カ所すべてで党総裁の小泉純一郎首相のポスターを外し、公明党の神崎武法代表の
ポスターに張り替えていたことが31日、分かった。自民党本部はすでに新支部を立ち上げており、
党籍を持つ野田さんは現在も支部長のまま。党本部とのねじれはいよいよ目に見える激しさとなってきた。

 野田陣営の選対幹部は「公明から票を回してもらうための『目に見える協力』。
公示前に慌てて張りまくったんだわ」。

 公明党は公示以前に「造反組」の野田さんと、5区の古屋圭司さんの支援を決定。
掲示板にはられた神崎代表のポスターは、ふぞろいな切り口のガムテープで張り付けてあり、
支援決定を受けた野田陣営の機敏な反応をうかがわせる。

 公明票は、岐阜1区で「2万」(野田陣営)。自民公認の新人、佐藤ゆかりさん(44)と保守票を奪い合う
野田陣営には、のどから手が出るほどほしい票だ。

 公明党は「比例票を確実に上積みしてもらえるなら、自民公認か無所属かに関係なく協力する」(党県本部)
方針を固めている。しかし、支持母体の創価学会には、与党の郵政法案に反対した野田さんに一部で反発があり、
楽観はできない。

 31日夜、岐阜市内で開いた個人演説会でも、野田陣営は公明市議を招き、後援会員らに「比例は公明に」と
訴える時間を提供した。公明関係者からは「本人の口から言ってもらえると、もっと良いのだが」という不満も
漏れ聞こえた。