【刺客】自民党公認の片山さつき氏に地元議員そっぽ…衆院選静岡７区

★片山さつき氏に地元議員そっぽ

　郵政民営化反対派と“刺客”の支援をめぐり、自民党の中央と地方の「ねじれ現象」は、
静岡７区で公示日から鮮明に浮き彫りになった。

　浜松市内の選挙事務所で出陣式を行った自民党公認の片山さつき氏は
「刺客は勝ち組ばかり」という指摘に配慮したのか、ピンクのポロシャツに９８０円で
購入したというスニーカー、赤の鉢巻きを締めた“庶民派ルック”で登場。
「この日を迎え、血わき肉躍る思い。命懸けで皆さんのお役に立ちたい」と声を張り上げた。
ただ、集まった数百人の支援者の中に、自民党系の地元県議や市議の姿はほとんどなかった。

　一方、反対派の城内実氏は午前１０時半から浜松市内の事務所前で出陣式。
こちらも数百人の支援者が集まったが、片山陣営とは対照的に自民党系の
地元県議や市議らがずらりと並び、党中央と地方の分裂を象徴する格好となった。

　心強い“味方”を得た城内氏は「静岡７区は、日本を正しい方向に変えるか、
間違った方向に変えるかの選挙だ」と絶叫。雨が降ると用意していたレインコートを
着用するなど、キャリアの差を選挙初体験のマドンナ候補に見せつけた。

スポニチ　http://www.sponichi.co.jp/society/news/2005/08/31/02.html