紋別北高校吹奏楽部(部員48人)の定期演奏会が28日、午後6時から
紋別市民会館大ホールで開かれ、生徒たちが織り成す爽やかでダイナミックな演奏に集まった市民ら800人が魅了された。
このステージは3年生にとっては最後の舞台となる。今年度は、昨年の8月30日に新体制が発足。
同日開かれた高文連北見支部音楽発表会を皮切りに、グリーンコンサート、秋の演奏会in西興部、
大谷幼稚園わくわく演奏会。そして今年5月31日には北見市で開かれた
「第47回北見地区吹奏楽団体コンクール」で、課題曲Uマーチ「春風」、自由曲「民衆を導く自由の女神」を発表し、
高等学校A編成で金賞に輝くなど様々な活動を繰り広げ、集大成となるステージを迎えた。
ステージは第1部から第3部に分けて行われた。1987年全日本吹奏楽の課題曲として作曲された
「西風」から演奏会がスタート。同吹奏楽団体コンクールで演奏した課題曲と自由曲、
「マーチ春風」と「民衆を導く自由の女神」を続け様に披露し、会場から割れんばかりの拍手が起きた。
第2部は、「世界の音楽」がテーマ。大きなモニターも利用しつつ「世界一周旅行への旅へどうそ!」との館内アナウンスと共に
演奏が繰り広げられた。1曲目は、アメリカで第2の国家と言われる「星条旗よ永遠され」。2曲目でブラジルへ渡り、
花のワルツを優雅に披露。ブラジル経由で帰国した日本では、祭りをイメージした「よっちゃれ」を演奏。
よさこいソーラン祭りのベースとなるこの曲では、ハッピを身にまとった生徒主体のよさこいチーム「はっちゃれ」が登場、
吹奏楽のメロディーにあわせ躍動的な踊りも披露され、終幕間際には会場も祭り気分満喫の様子で市民らがステージに見入っていた。
第3部では、夏をイメージした楽曲を中心に4曲を披露。最後の曲となる「ディスコパーティー」では、
誰もが聞き覚えのあるメロディー「恋のナイトフィーバー」、「ハローミスターモンキー」、「愛が全て」など
往年のヒットパレードを演奏、会場では、手拍子 をするする人など会場と生徒が一体となり、大盛り上がりのまま終演を迎えた。
アンコールも含めて、全ての演目を終えた生徒たちは玄関前に並び、帰路に着く市民らを感慨深そうに見送っていた。
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