以下、記事内容
<上海> 分かってないのは誰
スナックでの会話が唯一、現地人と触れ合う場という日本人駐在員が意外と多い。
上海のとある店。駐在員の男と中国人のホステスが小泉首相の靖国参拝について
話している。彼は中国語ができないようで、女性が日本語でいった。
「小泉は嫌い」
「知っているのか」
「なぜA級戦犯を祭った靖国を参拝するの?」
「えー、そんな難しいこと分かるの?」
男は徹底して次元の低い話題に持っていこうとし、女性の目が笑っていないことに
気づかない。女性も途中からは相手の冗談にうまく合わせる。彼には当分、中国人
が総じて歴史をよく学んだうえで「日本」の言動に対して強い反感を抱いている
事実を理解できないだろう。男がトイレに立った間に中国語で女性に話しかけた。
「日本人との会話は疲れない?」
「これが仕事だから」。彼女はぺろりと舌を出した。
(豊田 雄二郎)
ソースは
http://www.tokyo-np.co.jp/00/wtown/20050827/ftu_____wtown___009.shtml