広島県福山市の主婦(54)が市立図書館で借りた単行本の中に、広島県警
府中署に今年3月、拘置されていた容疑者7人分の「在監者一覧表」(A4判)
1枚が挟まれていたことが22日、わかった。
うち2人は未成年で、氏名や容疑、取調官、弁護士名などが記されており、
同署は地方公務員法違反(守秘義務違反)の可能性もあるとみて、流出の経緯
などを調べる。
同署によると、一覧表は、署長や次長の決裁後、ファイルにとじて署で保管する。
今回のものは今年3月5日付で、決裁印はなく、決裁前とみられる。
主婦が8月上旬、図書館で借りた単行本の小説に、四つ折りで挟まれていた。
一覧表は不要になった場合、シュレッダーなどで廃棄を指示しているといい、当時
の警務課の担当者がしおり代わりに使い、誤って本に挟んだまま返却した可能性が
あるという。
桜田武司次長の話「絶対にあってはならないことで誠に遺憾。担当者らに事情を
聞くなどして原因を究明し、個人情報保護のため再発防止を徹底したい」
[ソース]
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050823i501.htm