【健康】知らない間に心や体を侵す「ネット依存症」

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1ドメスティック・ドメ子φ ★

インターネット人口が爆発的に増加している一方で、「インターネット依存症の患者も
確実に増加している」と話すのは、成城墨岡クリニック院長の墨岡孝氏だ。「インター
ネット依存症」とは、インターネットの「メール」や「チャット」といったコミュニケ
ーション・ツールに、極度にはまり込んでしまう症状のこと。墨岡氏の診療経験によれ
ば、8年くらい前から、だんだんとインターネット依存症が増えてきているという。
最近では、インターネットにはまり込んでしまった結果、ネット以外のことを犠牲にし
たり、日常生活に支障をきたすようになるケースも少なくないそうだ。
(中略)
芝浦工業大学工学部助教授の春日伸予氏によると、インターネット依存症の場合、
現実の世界の自分と、インターネット上のバーチャルな世界での自分の区別がつきにく
くなってくるのが問題だ。その結果、ネット上で作り上げた自分の虚像を、現実世界に
持ってきて、混同してしまうというケースも起こり得る。しかもインターネット依存症
の患者のほとんどは自覚症状がなく、自分自身は正常で何の問題もないと思っている。
したがって多くの場合、家族や職場の同僚など、周囲にいる人が、遅刻の常習化や引き
こもりなどの“異常”を問題視して心療内科などに連れていき、初めて発覚するケース
が多いようだ。インターネット依存症の治療の第一歩は、患者自身に「自分はインター
ネット依存症」であることを自覚させることにある。依存症から脱却させるためには、
依存しているものから切り離すしか治療法はない。したがって、ネット依存症の場合は、
コンピュータに向かう時間を制限するということになる。治療では、例えばスケジュール
表を患者に作ってもらい、1日当たりのネットの使用時間を自分で決めさせたり、日記を
書くことで、どのくらいネットを使ったかを自分で記録させたりする。こうした治療は、
本人がネット依存症であることを自覚することができれば、比較的スムーズに進むという。
というのも、もともとマニュアル思考を持つ人がなりやすいため、自分で立てたスケジュ
ールなどは守れる人が多いからだ。後は、患者のスケジュールと日記をもとにカウンセリ
ングを行う。

ソースは
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/pickup/389237