★不良教師・・・”接待漬けの夜”を暴く
・これまでも幾度となく、修学旅行をめぐる不透明な関係が、問題視されてきましたが、
今回、その癒着の実態をとらえました。
われわれは、ある中学校の修学旅行に引率する男性教師を、追跡することにした。
新大阪駅で、新幹線を待つ修学旅行の一行。派手な黄色のジャケットに、麦わら帽。
この男性こそ、業界関係者が語るキーマンといわれる教師だ。
昼過ぎ、一行は異国情緒漂うハウステンボスに到着した。生徒らは自由行動へ。
一方、問題の教師はある場所へ向かった。校長と旅行会社の担当者2人が随行する。
店員に聞いてみた。
〈店員〉「ビールをみなさんで買われましたよ。ビールとおつまみ」
なんと昼日中からビールとは・・・合計4杯。しかも、校長の前で堂々とあおっている。
で、支払いはというと・・・店員「8,000円分くらい」代金はすべて旅行社が払っていた。
その夜、教師が周囲を気にしながら、ホテルを後にする。島原唯一の、スナック街。
両脇に若いホステスをはべらせ、満悦の様子だ。他にも、2人の人物が陣どっていた。
旅行担当者と、ホテルの社長だ。島原の夜をたっぷり楽しんだ後、3人は店を後にした。
ここでの支払いも、教師は一切関与せず、全額ホテル側のツケとなっていた。
〈元旅行会社営業マン〉「常とう手段なんですが、旅費の中で処理する。先生がたち
飲み食いしたお金を払うのは、先生でもなく、旅行社でもなく、保護者」
つまり、懐が痛まないとあって、関係をつくりやすいというのだ。
事実、教師が赴任して17年、少なくともうち15回の修学旅行を、同じ旅行社が引き受けている。
そんな教師の、働きぶりはどうなのか。午後1時45分。次の勤務日も、午後1時54分に学校を
後にした。また次も。時刻は、どれも午後1時半すぎ。勤務時間は、午後5時15分までのはずだ。
帰宅後は、というと・・・犬の散歩をしていた。あぜんとする勤務実態。
大阪府教育委員会は「東大阪市教委と、事実を確認した上で、厳正に対処したい」
とコメントし、本格的な調査に乗り出した。(一部略)
http://mbs.jp/voice/special/200507/0721_1.shtml