【社会】「戦後の歴史学を無視」 つくる会教科書、大学教授ら反対…市民団体は教育長の車包囲★3

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 7/17(日)付け産経深部27面(社会面)
愛媛・松山 反対派韓国から運動団体:友好関係の政治利用者
(要約)
 松山市には、先月30日、韓国の友好都市・平澤市(ピョンテク市)から市民訪問団10人
が訪れ、松山市や県教委等に扶桑社版教科書の不採択を求める要請書を提出するはずだったが、
県教委は、「採択に関する面会に応じられない」と拒否した。訪問団は記者会見して非礼をなじ
った。
 しかし、この訪問団には裏があった。この韓国訪問団は、そもそも、特定県議や県内の政治
活動家らがわざわざ訪韓して要請したものだった。訪韓したのは、阿部悦子県議(松山市選出:
無会派)と、えひめ教科書裁判を支える会(教科書不採択の訴訟を起こしている中枢組織。日
教組系の県教組の元委員や自営業者らで構成)のメンバー二人。訪韓した支える会の高井氏は、
「松山は日本の右傾化の中心地」と発言し、松山の市民団体幹部らを「右翼人士」と断定した
上で、「日本は友好提携している都市の意見には耳を傾ける」と発言。これを受けて、平澤市訪
問団が日本に大挙して来日したというわけだ。
 これに対し、中村市長は、「自らの政治目的のために外国を刺激して国内に影響させるやり方
が真っ当か」と反論し、加戸知事も「(訪韓した県議らは)政治家として不見識」と反論。平澤
市訪問団は、「事実無根の批判で傷ついた」と発言撤回と謝罪を要求。中村市長は、さらに、平
澤訪問団以外に、ソウル市の教科書運動本部の梁美康委員長も紛れ込んでいた点に言及。この
委員長は、松山だけでなく、広島や大阪、東京など日本全国を巡り、扶桑社の教科書不採択を
主張する日本の教科書問題専門家(工作員)らしい。つまり、平澤市訪問団はみせかけの脇役
に過ぎなかったというわけだ。
 平成14年の扶桑社教科書採択にあたっては、反対派が3万2千の署名を集めたのに対し、
賛成派は県内10万人(全国33万人)の署名を集め、圧倒的に有利であった。反対派は、正
攻法では勝ち目がないため、学習して戦術を転換したものとみられる。