自身のウェブサイトで上司を非難したためクビになった元ニューヨーク市警の警官が、
言論の自由を妨害されたとして告発した。NYPDの元警官エドワード・ポルスタイン
(18歳)は弁護士を通じて平等雇用推進委員会、ニューヨーク州人権課に「これは
不当解雇である」と訴えた。
弁護士エリック・サンダーズは「あきらかに報復による不当解雇です」とコメント。
現在ニューヨーク市警はコメントを拒否している。サンダーズ弁護士によると、
ポルスタインは、自サイトで警察に対する批判を公開している事を上司に発見され、
昨年10月に早期自主退職することに同意した。ところが今月初めに、当局が「自主
退職」ではなく「解雇」による手続きを取った。これにより受け取る退職金にかなり
の差が生じてしまうとのこと。ポルスタインのサイトには1日平均約6万件のアクセス
があり、そのコンテンツは様々な警察関係のトピックに閲覧者がコメントしていくと
いうもの。市警察本部長レイモンド・ケリーとニューヨーク市長マイケル・ブルーム
バーグの間で繰り広げられる「警官の低賃金問題」や「ロンドンで発生した様な自爆
テロが発生した場合、どう対処すればいいのか警官に指導するのを怠っている」など
の問題が取りざたされている。
特に市警察本部長に対して、ポルスタインはサイト上で「自分に降りかかる火の粉を
力ずくで払い除ける、漫画で例えると『ポパイ』みたいな奴だ」と表現している。
同サイトにはいわゆる卑猥で、人種差別的なトピックも掲載されており、またその真偽
が疑わしいものも多い。サンダーズ弁護士は「NYPDの取った行動は、米国憲法修正第1条
に違反しているのは明白である」としている。また、「今までにもあった問題。これが
初めてのことではない」と話している。
依頼です。ソースは
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081121425205.html