渇水が深刻さを増してきたため、徳島県は一日、庁内の節水対策をさらに強化、
調理に多量の水を使うざるそばなどを食堂メニューから外した。また、各階洗い場
の利用時間を二時間に制限し、公用車の洗車は原則中止とした。渇水が解消するまで
県議会や県警、出先機関でも実施する。
午前の各部局主管課長らによる対策会議で節水強化策をまとめた。
食堂では、ざるそばのほか、ざるうどん、冷やし中華をメニューから除外。食器や食材
はまとめて洗って水を節約する。
本庁各階のトイレは、百八十九ある便器の約三分の一の使用を禁止。洗面台の蛇口を三つ
あるうちの一つを使えなくし、残りの二つも栓を調整して水流を弱めた。水筒の持参や
紙コップの使用を勧め、職員や来客の使用した食器類などの洗い場の利用時間は午後四時
から二時間に限定する。
このほか、職員の自宅での対応として▽風呂の水などを再利用する▽洗面時に水を流しっ
ぱなしにしない▽トイレのタンクにペットボトルを入れて使用水の水量を減らす−など
を打ち出した。
県はこれまで、節水に努めるよう出先機関や学校に通知するとともに、市町村や経済団体
などの関係機関にも協力を要請してきた。庁内の節水強化で、県総務課は「県民運動と
して広がれば」と期待を寄せている。
ソースは
http://www.topics.or.jp/News/news2005070109.html