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OLCと取引していたのは、94年1月に設立された食品卸会社「マルカ商事」
(東京都港区)。加賀見社長の実兄が会長、おいが社長を務めるなど、3人の
役員と監査役計4人の全員を加賀見社長の親族が占めている。マルカ商事に
出資している同社関連会社3社の取締役や監査役には加賀見社長自身も
就任していたことがあるが、94年3月までにすべて退任している。
OLCの説明によると、加賀見社長が98年初め、東京ディズニーランドで
販売する商品を扱う担当部署にマルカ商事を紹介したという。同社は同年
3月から、OLCにフルーツ菓子の納入を始めた。その後、取引が拡大し、
東京ディズニーランドやディズニーシーで販売するコーヒーやポップコーンを
入れる容器などを納入するようになったという。
OLCによると、取引開始当初の98年度は、マルカ商事との年間取引額は
約300万円だった。しかし、直近の3年間については、2002年度が
約2億9000万円、03年度が約1億8000万円、04年度が約2億
9000万円で、この3年間の取引総額は約7億6000万円に上っていた。
以上