◇友好の懸け橋に
富山県中央植物園(富山市)で、中国・雲南省から持ってきたシラン(紫蘭)と、
その近縁種を交配した新種のランが初めて開花。赤紫のかれんな花を咲かせている。
同園では4年前から、植物の宝庫と言われる雲南省にある中国科学院昆明植物研究所と
野生植物に関する共同研究を実施。これまで研究員が日中間を行き来し、自生地での
植物採種や標本作製などを行ってきた。
今回も、その共同研究の一環。シランは中国の野生のランで、4年前に近縁種
「ブテッテラ・オクラケア」と交配させた。ラン科は、種子の発芽が難しいため、
バイオテクノロジーの技術を使って発芽。試験管で1年間育てて、
今月に入ってようやく花を咲かせた。
約1・5センチの花の部分は外側がシランで、ランの特徴である内側の「リップ」と
呼ばれる部分がブテッテラ・オクラケアそっくり。現在2株が花を咲かせ、
今週末まで楽しめるという。
来年はさらに増やし、将来的にはオリジナルの名前を付けるというのが、
開発に成功した神戸(ごうど)敏成・研究員の願い。
神戸研究員は「この可愛い花が日中友好の懸け橋になれば」と期待している。
ソースネッ(ο・ェ・)b★d(・ェ・ο)ネッ?
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/toyama/news/20050625ddlk16040529000c.html