道路関係4公団のラスパイレス指数(国家公務員の給与を100とした場合の
給与水準)が軒並み120を超えていることが21日、各公団が道路関係4公団
民営化推進委員会に提出した資料でわかった。
かつて高額な給与、退職金が批判された地方公務員の同指数は、現在では
ほとんど100程度に下がっており、約40兆円の債務を抱える4公団の高給ぶりが
際立っている。
各公団の職員の平均給与を示すラスパイレス指数は、日本道路公団が121、
首都公団129、阪神公団122、本州四国連絡橋公団が124。
各公団の関連公益法人の指数も公開され、日本道路公団関連で公団OBが
役員を務める財団法人「道路サービス機構」が123、「高速道路調査会」が
122など、本体を上回る高給ぶりだった。
日本道路公団は、職員の高給与に加え、全国に30か所以上の保養施設
(売却手続き中)を抱えるなど、手厚い福利厚生が批判を浴びている。
かつては都市部を中心に、ラスパイレス指数が120を超える地方自治体が
多かったが、公務員制度改革などが進んだ結果、04年時点で自治体平均が
初めて100を割り込んだ。現在、高水準とされる東京都でも103、大阪市でも
102にとどまっている。
この日の委員会で、問題を追及された日本道路公団の奥山裕司理事は「民営化
会社にふさわしい賃金水準を検討する」と表明した。
以下、ソースにて
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050621i112.htm 引用元:読売新聞