★「希望の仕事あれば働く」5割超、親は就労にこだわり
・働く前提として「希望の仕事があれば」と考える青少年が半数を上回る一方、同じ
考えの親は約2割にとどまり、過半数の親は「希望と違っても働いてほしい」と望んで
いることが21日、内閣府の調査で分かった。
ニート(若者の無業者)の増加が社会問題となっている折だけに、調査で浮き彫りに
なった子と親の就労意識のギャップが注目を集めそうだ。
21日に内閣府が発表した「青少年の現状と施策」(2005年版青少年白書)に盛り
込まれた「青少年の社会的自立に関する意識調査」で明らかになったもの。調査は、
今年1〜2月、15〜29歳の青少年とその親7500人ずつを対象に実施し、54・5%
から回答を得た。青少年に就労意識を尋ねたところ、「希望の仕事があれば働きたい」
が52・9%で、「希望と違う仕事であっても働きたい」は24・3%にとどまった。
「働いても働かなくてもどちらでもよい」は3・6%、「働きたくない」も5・4%おり、自立の
遅れが目立った。
これに対し、親は、「多少、希望と違う仕事であっても働いてほしい」が52・6%で、
「希望の仕事があれば働いてほしい」の23・9%を大きく上回った。「本人の選択に
任せたい」は20・9%、「働いても働かなくてもどちらでもよい」は0・3%だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050621-00000004-yom-pol