偽造キャッシュカードで預金を引き出されたことを理由に、みずほ銀行から
金を脅し取ろうとしたとして、警視庁組織犯罪対策3課は8日、総会屋小森征夫
(62)と、自称政治結社幹部小玉捷英(かつひで)(62)の両容疑者を、
恐喝未遂の疑いで逮捕した。
調べによると、小森容疑者は昨年11月、キャッシュカードが偽造されて、
預金口座から583万1000円が引き出されたとして、みずほ銀行六本木支店
に被害額の補償を要求した。
しかし、同行から暗証番号の管理に重大な過失があったとして断られたため、
「早く対応しないと総会が荒れるぞ。進展がなければ行動に移す」などと脅迫。
同行の対応を非難する内容のビラも配布するなどして、現金を脅し取ろうとした疑い。
警視庁は、預金の引き出しに使われたキャッシュカードをだれが偽造したのか
についても、調べを進める方針。
みずほ銀行は、偽造キャッシュカードによる被害補償を求める声が強まったこと
を受けて、原則として全額補償する方針を打ち出しているが、暗証番号を他人に
教えるなど預金者に重大な過失があるケースについては補償しないとしている。
ソース
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050608i203.htm 引用元:読売新聞