★新卒者採用予定、2年連続で増加…団塊世代退職に備え
厚生労働省が7日発表した労働経済動向調査によると、新卒者の採用を
前年より増やす予定と回答した事業所が2年連続で全学歴で前年調査を上回った。
厚労省は「景気が回復傾向にあることに加え、バブル経済後に長く採用を
抑えてきた企業が、団塊の世代の大量定年退職を控えて採用を増やした可能性がある」
と分析している。
調査は今年5月、従業員30人以上の全国の民間事業所5408か所を対象に実施した。
回答率52・7%。
学歴別にみると、高校卒の新規採用者を増やす予定と回答した事業所は、
前年比4ポイント増の16%と最も上げ幅が大きかった。
次いで、高専・短大卒が3ポイント増の12%、専修学校卒が2ポイント増の8%、
大卒文系が1ポイント増の15%、同理系が1ポイント増の18%だった。
大卒文系を除けば、いずれも3年連続で前年を上回った。
採用を増やした理由については、高卒、大卒文系、高専・短大卒は
「年齢など人員構成の適正化」、大卒理系は「技術革新への対応・研究体制の充実」、
専修学校卒は「経営状態の好転、既存事業の拡大」を挙げる割合が高かった。
讀賣新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050608-00000201-yom-pol