【政治】"反対派から強い異論" 人権擁護法案の推進派、次回合同会議で集約目指す

このエントリーをはてなブックマークに追加
290名無しさん@5周年
ども。昨日の部会をウォッチしてみますた。
昨日は有識者からのヒアリングで、行政法の塩野教授、弁護士で人権擁護委員会顧問の鹿島氏、日大の百地章教授から
それぞれ20分ずつヒアリング+質疑という趣向。議員同士の議論はありませんでした。

塩野氏、鹿島氏は法案に賛成の立場から陳述。
塩野教授はほぼ法務省の立場と重なる感じ。机上の話に終始。現実の危機感を共有していない。
鹿島氏は人権委員がいかに頑張っているかという浪花節。法案については、至って楽観的。
一方、百地教授は問題点を5点に絞って、主に憲法論、法解釈論の立場から反対論を展開。
かなり辛辣に法案の欠陥を指摘していた。

百地教授に対する質疑応答は以下のような感じでありました。※都合により一部仮名
T議員(関西選出の元自治体首長。2chの皆が大好きな、引退したアノ先生の選挙区から選出)
「私は法律のことは分からないが、首長をやった経験からは、この法案は早く通した方がよいと思う」
 →法律を作る立場の国会議員が法律のこと分からないなんて言っていいの?
「百地先生にうかがいたいが、人権擁護のための法律自体不要と思っているのか。
 必要と思うのであれば、どこをどう修正すればよいのか、ご意見を聞かせてほしい」
 →出ました!推進派の対案出せ理論。

J議員(九州選出のベテラン議員)
「私は医師でもあるが、医者は人種に関係なく診療を行う」
 →趣旨不明。このセンセイ、他にも自慢話とか始めて、何を話したいのかよく分からん。
「今でも人権侵害に苦しんでいる人は大勢いる。それを救済するためにも早く法案提出を」
 →これもよくある推進派の泣き落とし、人権抑圧早期解決理論。
  今現在の法制度では解決できないかな。日本の司法は死んでいる?
  ※ちなみに、他の論理展開の例−@これまでの経緯もあるから成立させよう理論、A公明党さんに申し訳ない理論
「百地先生の意見は極端に過ぎる」
 →確かに言い方はきつかったけど、内容はもっともだったよ。
291名無しさん@5周年:2005/04/14(木) 01:00:26 ID:NQBW2Ptg
>>290のつづき)
T議員(若手の参院議員。元少数政党出身。ごく身近に超有名人がいる)
「百地先生は批判だけしていないで、是非ご自分のお考えを聞かせて頂きたい」
 →こやつも対案厨でした。
 →これに対し、百地教授は明確な形での対案は考えていないとしつつ、
  「この法案のように網をかけるものは反対。個別法できめ細かく対応すべきだ」と話しておられた。
  また「対案というが、それこそ立法府の先生方がお考えになることではないか」と反撃。
  この一言で対案厨は撃沈した(今日は法案の問題点を話しに来たのであって、何でもかんでも
  対案出せというのは会議の趣旨をわきまえていないと思う)。

亀井兄先生は、いつもの広島の話で、すでに芸として確立されている感じで、ほほえましかった。
会議の最後に発言した北海道選出の某議員は、百地教授の説明のロジックを理解できず、
時間がないのに独禁法の話を延々と始め出して困りものでした。