神戸市のカジノバーがバカラ賭博を開いていた事件で、同店が赤外線カメラを設置して
カードを読み取るいかさま行為をしていたとして、兵庫県警暴力団対策二課などは22日、
詐欺の疑いで「KING&ACE」経営、山内猛容疑者(56)=神戸市灘区篠原北町=と
従業員の計13人、サクラ役の客2人の計15人を再逮捕した。
同課によると、バカラ賭博で店にカメラを仕掛けるなど大掛かりないかさまを行い、
逮捕されるのは全国初という。
調べでは、山内容疑者らは2月28日、同店の天井に赤外線カメラを設置、
数字が分かるようトランプの裏に特殊なインクでつけた印を撮影し、別室のモニターで監視。
サクラ役の客にバイブレーターで勝敗を知らせ、客の男性会社員(47)からチップ代として
現金64万円をだまし取るなどした疑い。
山内容疑者は経営していたカジノバー2店にカメラを設置。サクラ役には日当を支払い、
わざと負けるなどし客にばれないようにしていた。
同課などは2月28日から3月1日にかけ、賭博開帳図利容疑で山内容疑者と
従業員ら13人を、常習賭博の現行犯でサクラ役の客2人を逮捕した。
http://www.sankei.co.jp/news/050322/sha096.htm 関連事件 2005年3月2日
バカラ賭博:容疑で37人逮捕−−県警暴対2課 /兵庫
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hyogo/news/20050302ddlk28040650000c.html