【社会】「同僚の日本人男性に暴行受けた」 中国実習生の女性、福井地検に告訴状

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★「暴行受けた」告訴 坂井郡中国実習生 福井地検、内容検討

・坂井郡内の織物工場で働く中国遼寧省出身の女性実習生(25)が
 十六日、同僚の日本人従業員から暴行を受けたとして、福井地検に
 告訴状を提出した。同地検は内容を検討した上で受理するかどうかを
 決める。

 同日、外国人労働者らでつくる労組「ゼネラルユニオン」の支援者らと
 県庁で記者会見した。それによると、女性は今年二月十九日午後、
 工場内で同僚の日本人男性から理由なく殴るけるの暴行を受け、
 顔や腹にけがをしたという。

 併せて福井労基署に対し、けがによる休業補償や医療費の労災認定を
 求めたほか▽風紀違反などに罰金を課す違法な「処罰規定」がある
 ▽賃金から毎月三―四万円を無断で引き落とす「強制預金」が行われて
 いる―として調査を求めた。

 この会社社長は「従業員同士のけんかがあったことは聞いている。事実
 関係を調べたい」とした上で「近隣住民とのトラブルを避けるため順守
 事項を定めている。表彰制度もあり、違法の認識はない」と反論している。

 中国人実習生の受け入れ元である協同組合は、預金について「本人の
 同意を得て毎月積み立てし、帰国時に渡す仕組み」と違法性を否定して
 いる。

 http://www.fukuishimbun.co.jp/topics.php?code=8790