★使い道は?ブランド名「ビン・ラディン」の登録商標が正式に認可
[ジュネーブ 24日 ロイター]スイス・ジュネーブに住むアルカイダの指導者
ビン・ラディンの異母兄弟が「ビン・ラディン」の登録商標する権利を求めていた
裁判で、スイス当局は訴えを認めた。しかし、実業家イエスラム・ビン・ラディン氏は、
この「ビン・ラディン」ブランドを使ってどのような商品を市場に売り出すか、
当面の計画はまだないと言う。
「私はビン・ラディンというブランド名を利用して、商品化をするつもりは
差し当たりありません。このブランド名を登録したのは、他の人に悪用されるのを
防ぐためです」とスイスのデイリー・トリビューン・ドゥ・ジュネーブ紙に語った。
スイス特許庁では、2001年8月に最初に認可を与えていたが、2002年7月に認可を
取り下げた。最初の認可は、米国で3000人の死者を出したアルカイダによる攻撃の
1ヶ月前のできごとだった。認可を取り下げるために、スイス当局では、登録商標は
“道徳的でスイスに悪影響を及ぼしたり、治安を混乱させるもの”は認可できない、
といった議論が行われた。
しかし、昨年の6月に決定した上訴の決定本文が最近になって公になり、これに
よれば治安が崩壊したことはなく、登録商標は特別な事情のみによって無効にされる
べきだとされている。ビン・ラディンは2001年9月11日に起きた米国同時多発テロの
首謀者だと再三に渡り非難されている。
イエスラム・ビン・ラディン氏は、ジュネーブに20年間住んでいて、スイスと
サウジアラビアの二重国籍を持っているが、今年の終わりに「YB」とイニシャルの
ロゴの入った「イエスラム」という名前の香水を市販するという。
日経新聞
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081109298648.html