国東・岩戸寺
仏の里・国東半島に春を告げる火祭り「修正鬼会」(しゅじょうおにえ=国指定重要無形民俗文化財)
が十五日夜から十六日にかけて、国東町の岩戸寺で催された。
天台宗の僧と地元の住民らが、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈る旧正月の伝統行事。
六郷満山を開いた僧・仁聞(にんもん)が、約千三百年前に始めたと伝えられている。
辺りが暗くなり始めたころ、住民が務めるタイレシ(鬼の介添え)が滝つぼで身を清め、四本の大たいまつに点火。参道を照らした。
講堂で、二人の僧による香水(こうずい)の舞、鈴鬼の舞と続き、荒鬼が登場すると祭りは最高潮に。
荒鬼はタイレシと激しい秘事を繰り返した後、たいまつで参拝者の肩や腰をたたいて火の粉を浴びせた。
写真:参拝客の肩や頭をたいまつでたたく鬼=国東町の岩戸寺
豊後高田・天念寺
約千三百年にわたって受け継がれている「修正鬼会」(しゅじょうおにえ=国指定重要無形民俗文化財)が十五日、
豊後高田市長岩屋の天念寺で催された。
午後三時から、天台宗各寺院から集まった僧たちが読経。同七時すぎ、寺の前を流れる長岩屋川で身を清めた
介錯(かいしゃく)役の若者らが三本の大たいまつに点火。炎が闇に舞い上がる中、僧たちが講堂へ。
米華(まいけ)、香水(こうずい)といった法舞、穏やかな男女の面を着けた鈴鬼が九手の舞を繰り広げた後、
災払鬼(さいはらいおに)と荒鬼が登場した。
「ホウレンショウヨーソラオンニワヘ」という掛け声で、鬼がたいまつを振り回し大暴れ。
逃げようとする参拝者で堂内はごった返した。「鬼の目」と呼ばれる縁起物のもちがまかれ、
鬼は参拝者の背中をたいまつでたたき無病息災などを祈った。
写真:講堂で荒れ狂う鬼たち=豊後高田市の天念寺
[2005年02月16日09:36]
大分合同新聞社:
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