【調査】"ついに年間1000人超す" 日本国内のエイズ感染者と患者新規報告数

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808エイズにならない人々
エイズにならない人々

HIVの感染は、ヘルパーT細胞やマクロファージの表面にあるCD4というタンパク質分子
のレセプターから感染すると思われていましたが、1996年にCD4はHIVの吸着に関与する
だけで、細胞内への侵入や、融合にはもうひとつの因子としてCCR5とCXCR4というタン
パク質の存在がわかりました。HIVにはマクロファージに感染できるウィルスとヘルパ
ーT細胞に感染するウィルスがあり、前者はCCR5を、後者はCXCR4をセカンドレセプター
として利用するのです。マクロファージに感染できるHlVは感染直後からエイズが発症
するどの病期にも存在し、感染初期に童要な役割をになっていると考えられています。

へルパーT細胞に感染するHIVは無症候期からエイズを発症するときに息者の体内に出現
し、強い殺傷能力からヘルパーT細胞の数を減少させる役割をもっていると考えられてい
ます。このセカンドレセプターのCCR5が遺伝的に欠手貰している人が、不特定多数のHIV
感染者と多くの性交渉をもちながらもHIV全体の感染から免れることができるということ
が、注目を集めています。多くは白人にみられ、健康上まったく問題はありません。ど
うして感染しないのかというしっかりした説明はまだなされていませんが、CCR5の機能
を抑制することで感染が防ぐことができないかと研究が進められています。