>>13 スレ飾るなという気持ちは(ry
655 名前: 名無しさん@5周年 投稿日: 05/01/18 22:03:40 ID:kDpWcv/l
とある田舎町、仕事のため始発電車に乗ろうと無人駅につくとなにやら雑音まじりのBGM、この曲は朝日新聞社歌???
見ると駅前広場とは名ばかりの空き地に背の低い男がなにやらみすぼらしい格好で声を張り上げている、聞き取りにくいその声に耳を澄ませば・・・
「○○町体育館、今夜6時半から民衆法廷だから!安倍と中川、やっぱりアレだから!圧力がアレだから!」
その異様な光景・・・あきらかに50歳を越えるその男は長い髪を振り乱しながら、
足元に置いてあるラジカセの朝日新聞社歌に負けじと大声をあげる。
着ているのはポスターを何重にも重ねた、服というよりは紙をまとっている。
その紙にはこう書いてあった「VAWW―NETジャパン 06」そしてそのポスターにある顔こそ、
今、まさに目の前で早朝から犬の散歩をしている御婦人に割引券を押し付けている男、
「元・朝日新聞記者 本田雅和」その人、本人だったのだ・・・!!
恐る恐る近づくと本田自らこちらへ走る、そしてわめき散らす。
「今夜6時半!アレだから、アレ!これ持ってアレだから!半額だから!」
握りすぎてしわくちゃになっている割引券をそっと受け取り私は話す。
「・・・本田雅和さん、ですよね・・・?」
その問いに、ふと我に返ったように黙り込む本田・・・
沈黙の間、朝日新聞社歌だけが鳴り響く・・・そして・・・
「・・・・・お願いします、見に来てやってください、アレしますんで」
少し照れくさそうにはちまきを外し頭を下げる本田さんは自ら握手を求めて来た。
「本田さん・・・私、昔、テレビで見てました!NHKの長井さんと・・」
言葉をさえぎるように首を振る本田さん「・・・昔話はアレだから、今日の民衆法廷、俺と若いのを見に来てやってください」
始発電車がやってきた、私は軽く会釈をして電車に乗り込むと、窓の外ではにこやかに手を振ってくれる本田雅和の姿があった・・・